バガージマヌパナス わが島のはなし

バガージマヌパナス わが島のはなし

594円 (税込)

2pt

19歳の綾乃は島での楽園生活を満喫し、大親友のオバァ、オージャーガンマーと遊び暮らす日日。しかしある日夢の中に神様が現れ、ユタ(巫女)になれと命じる。「あーっワジワジーッ」徹底抗戦の構えの綾乃だったが、怒った神様の罰もあり、やがてユタへの道を歩むことに……。溢れる方言と三線の音、抜けるような空に映える極彩色、豊かな伝承と横溢する感情。沖縄が生んだ不世出の才能の記念碑的デビュー作!

...続きを読む

バガージマヌパナス わが島のはなし のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    購入済み

    感動

    2022年08月26日


    0

    Posted by ブクログ 2017年10月18日

    おおらかで、シンプルで、ミニマム。
    そしてゆるーいスピード感。
    大げさだけど、そういう人生観(?)がとても好き。

    20年以上振りの再読になるけど、その時に感じた面白さ(単純な爽快さって感じかな)とは違って、いろんな意味で考えさせられたり深みを感じられたような気がして、いっそう好きな作品になった。

    0

    Posted by ブクログ 2010年10月01日

    先に「カジマヤー」を読んでしまったのだが、それに比べると「直球勝負!」って感じで、また違った好感がもてた。う~ん、この作家の女性、怠惰な怠け者の魅力に溢れている。珍しいパターンだなあ。

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月12日

    なんて魅力的なんやろう。冒頭から惹き込まれる豊穣でおおらかで豪快でええかげんな世界。ガジュマルの樹の下で遊び友達のオージャーガンマーばあさんと日々ユンタク三昧の綾乃は怠け者で身勝手で美人で三線の名手で霊感が強く彼女の才能に目をつけた神様の度重なる脅迫と嫌がらせの中、拝む意味を知る。オージャーガンマー...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月26日

    自分の気持ちを隠すことなく、人目を気にせず、おおらかな生き方が、とてもみずみずしく、沖縄の海の色を思い出した。

    物質的に豊かじゃなくても…なんて言葉よく聞くけど、お金で買えないものってこれだなあと。

    こんなに愛し愛されてるなんて、とても幸せだと、読後は温かい気持ちになる。

    0

    Posted by ブクログ 2017年09月21日

    能天気なほど明るい本が読みたくて、この沖縄の物語を選んだが、能天気も程がある(笑)大らかに生きてるにしても突き抜け過ぎな二人の物語。前半は方言が理解不能で飛ばし読み、後半は何かと胸に刺さる言動もあり感動。人生辛い事はある、でも被害観念に囚われず、素敵なものに素直に感動して大らかに生きる。「島人の宝」...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年10月03日

    沖縄の島でゆるーく遊び暮らしている19歳の娘 綾乃。ある日夢の中に神様が現れ、ユタ(巫女)になれと命じられる。

    島の雰囲気、暮らし、伝統、その気温までも感じられる。
    少女がユタになる成長物語というよりは、沖縄の島の雰囲気を味わう本だと思う。

    それにしても、オージャーガンマーが可愛らしい。
    忍耐を...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年01月09日

    働きもせず島でぼんやりオバァと過ごす綾乃。きれいなせいか周囲の人からも注目はされているよう。
    ある日夢に出てきた神様が
    「ユタになれ」
    という。
    最初は、全然話も聞いていなかったのに幼い頃に亡くなった友人の姿を見たらそれもいいかもと安易に飛びつく。
    結果、それらしいユタに成長してくのだから不思議なも...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年07月07日

    沖縄出身の作者が紡ぐ、ユタになることを運命付けられた少女を巡るファンタジー。ウチナーグチを多用して空気感を演出。全体的にややライトな中で亀甲墓の下りなんかは作品における御獄のような存在。沖縄特有の深遠なものを感じるわ。

    0

    Posted by ブクログ 2012年07月16日

    那覇空港の書店で『石垣島出身』として紹介されており、機内の暇つぶしに購入。ふだんは手につけないジャンルだが、旅先の気分も手伝ってなかなか面白く読めた。メインのテーマではないが、島が日本(ヤマト)的価値観に侵されていくことへの主人公の抵抗感には、とても共感できるものがあった。

    0

バガージマヌパナス わが島のはなし の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

池上永一 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す