無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
消防士が主人公と言うことで、本筋はもちろんなのですが、冒頭から随所に差し挟まれる消防士の仕事や制度についての盛り沢山の説明が面白かったです。
現場での緊迫感は、映画の「バックドラフト」を、本筋で扱われるテーマは同著者の「そして、警官は奔る」を彷彿とさせるものがあります。
こんな言い方をしましたが、二番煎じと言っているわけではありません。
むしろ、ミステリー、サスペンス、青春、家族、社会問題などの要素を目一杯詰め込んで、そのどれもをきっちり堪能できる大傑作だと思います。
武本や潮崎が活躍する「警官」シリーズ以外の著者の作品は初めてでしたが、主人公の活躍による痛快な部分と、個人では解決できないような大きな問題に対するやるせなさの部分が、絶妙にミックスされ強く印象づけられるというのが、日明作品の魅力ではないでしょうか。
500ページ越え(かつ、最近にしては字が細かい)の迫力ですが、一気に読ませる力のある作品ですし、ビビらずに(笑)多くの人に読んでほしいです。
Posted by ブクログ
消防署を舞台とした青春お仕事小説かと思いきや、やはり「警官」シリーズをものする著者ならではの、登場人物それぞれにキャラが立ち、そしてサービス精神てんこ盛り、業界情報満載、一味も二味も違うエンターテイメントだった。
何しろ、売り言葉に買い言葉の勢いで「あくまで楽して得するためだけ」で、消防士になった元不良少年が主人公なのだから。そして、彼を取り巻く面々もそれぞれ過去を重荷に生きている。さらに、『そして、警官は奔る』でもテーマになった不法滞在外国人問題が絡んできて、入国管理官がキーとなる。
重い話や深刻な社会問題を取り上げながら、決して暗いストーリーにならないのは、主人公はじめキャラクターが魅力的だからだろう。
主人公の上司=隊長がまた、いい。彼が主人公に諭す。「どんな奴でも、どこかに必ずそいつに生きていて欲しいと願う人たちがいる。その人たちのところへ帰してやるために、もう一度やり直すチャンスを与える手助けをするために、そのために消防士はいる。」
続編も読みたくなる。
Posted by ブクログ
青春消防ミステリーということで紹介されていたので、正義感満載のライトな小説かと思ったら、良い意味で裏切られました。
在日外国人問題に切れ込む社会派小説の一面も持っています。
消防にまつわることが詳細に記述されていてそれだけでも情報が豊富で楽しめるのですが、それにも増して登場人物の一人一人のサイドストーリーまできっちりと描かれています。
青春小説らしく「正義とは何か」、「死ぬ権利とは何か」についても主人公を語り部として取り組んでいます。
それにしても、消防士というのはこんなに忙しいのでしょうか?確かに自分の身に災難が降り掛からない限りは無縁の存在ですが、消防に関わっている人達は、一般人が無縁の世界が日常なんですね。
これからは、消防車が鳴らす鎮火報を聞いた時に今までとは別の思いが湧き出てきそうです。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。