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Posted by ブクログ
中編二本セット。
一つ目はなんでも直してくれる森奥の老人、玩具修理者に誤って死なせてしまった弟を担ぎ込む姉の話。
こちらはわかりやすくグロテスクで常識のギリギリを攻める。モノと人間の境目とは?面白いのだが…精巧な話に対してグロが露骨でどこか冷めてしまうような思いにもなった。
二つ目の酔歩する男は白眉。
とある実験に成功してしまった男の話。
論理的に組み立てられた作者の理論により、恐ろしい結論に達するSFホラー。
SFホラーといえばエイリアンや物体Xなど、建て付けがSFであるホラーを連想することが多い。
しかしこの短編はSF的な「説明」によって恐怖を覚えさせるものである。
いうなれば「この世界は基本的に不確定で、量子的に考えるとあなたの見ていない間、月は存在しないんですよ」といった、存在論的な恐怖に近い。
すごい
Posted by ブクログ
再読。
傑作。
人生で初めて読んだホラー小説。
表題作『玩具修理者』の短編集とは思えない破壊力と『酔歩する男』の読書初心者ながらに感じた、「これ、なんか嫌」という感覚。
数年ぶりに読んだが、その読み心地は色褪せるどころか、昔に抱いた感覚以上に、より凶々しい笑顔で迎えられるかのような、恐怖を感じた。
『玩具修理者』
「小林泰三」がこの作品の時点で出来上がっている。
いちいちグロい、いちいち会話がまどろっこしい、この読めば読むほど味がする「小林泰味」が50頁足らずの短編に濃縮されている。
読んだことない人は是非、登場人物である男の視点で読んでいただきたい。
『酔歩する男』
SF強めのホラー。
昔に読んだ時は上記の感想だったが、改めて読むと、結構怖い。
幽霊や化け物等は一切出ないが、根源的な恐怖を想起させる、拒みたくなる、受け付けたくない状況と文章が波のように押し寄せてくる為、好き嫌いは別れるが、かなりゾワっとする。
Posted by ブクログ
玩具修理者のあらすじに惹かれて購入。
全体的にセリフの言い回しが古いですが、読みやすかったです。
続きが気になって読み進めちゃうくらいでした。
世にも奇妙な物語が好きな人には刺さるのではないかなと思います。
また別の作品も読んでみたいです。
玩具修理者
話自体は面白かったですが、結構呆気なく終わってしまって驚きました。
また、私にはオチが少しだけ予想出来てしまったのでそこは少し残念に思いました。
酔歩する男。
期待はしておらず、本書の半分以上を締める話なのでもったいないと思い読んだ程度でしたが、かなり面白かったです。
玩具修理者よりも気に入りましたし、小林さんの作品というのはこういうものなのか、ということが感じられました。
量子力学など、理系分野の話が出てきて、学のない私にはさっぱりでしたが、それでも最後まで楽しく読めました。
※きちんと理解できたとは言えないです。
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