こんな日本でよかったね 構造主義的日本論

こんな日本でよかったね 構造主義的日本論

691円 (税込)

3pt

その類いまれなる好奇心で現代思想の奥の奥まで分け入るウチダ先生。人気ブログ「内田樹の研究室」のコンピレーション本である本作では、構造主義でこの国の過去・現在・未来を捉えます。時間的に後から来たものがすべてを支配する、という歴史主義的な考え方に対し、構造主義では時間の広がりと深みを重んじます。「私とは違う時間の中に生きている人に世界はどのように見えているのか私にはよくわからない」。そんな謙抑的な知性で、ウチダ先生と一緒に「こんな日本」について考えてみませんか。

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こんな日本でよかったね 構造主義的日本論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年05月05日

    内田樹の本は結構読んでいるけど、どれもクオリティのアベレージが高い。

    前々から思ってたことだけど、この人の本は読みやすい。結構難解なことを言ってたりすることもあるんだけど、それでも読みやすい。

    その答えがこの本に書いてあった。というのも、結局この内田樹という人が心地の良い文章を書いているからだ。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月09日

    サブタイトルにあるとおり「構造主義」的な観点から日本の問題(とされている)格差社会、少子化問題、言葉の力、社保庁問題などを考察している。

    少子化問題については本当にその通りだと思う。
    減っても全然問題ない。

    少子化は「問題」ではなく一種の「解答」である。

    格差社会についてもすごくすっきりとした...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年06月19日

    いつものように、内田さんのおもしろい視点で家族、教育、日本などの話題について語られている。
    むずかしい部分と読みやすい部分がある。前半一〇〇ページくらいはかなりむずかしかった。
    内田さんの著書の内容は多岐に渡るので、一冊読んで文字通りぜんぶ頭に入れるということはなかなかできないのですが、自分はこの人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月15日

    あーおもしろかった。

    ○人間は機嫌よく仕事をしている人の隣にいると自分も機嫌よく何かをしたくなるものである。
    ○人生はミスマッチである。…それでも結構幸福に生きることができる。
    ○こだわらない、よく笑う、いじけない
    ○夢を達成できるかは、自分の将来の こうなったらいいな状態 についてどれだ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年07月01日

    本書を読んでも、決して構造主義の知識はつきません。
    でも知識よりもっと大切な 構造主義的な考え方を知る事ができると思います。

    現在は、物事を単純化して断定的に語る人が指示される時代かも知れません。

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    Posted by ブクログ 2009年10月17日

    内田樹氏のエッセー集。どれを読んでも「外れ」が無いのが内田氏の書籍だと信じているが、本書はそのほとんどのエッセイが内田氏本人のブログ「内田樹の研究室」からの抜粋。どこからでも読み始めることができる・・・

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    Posted by ブクログ 2023年08月30日

    pp.24-5
    発話の起点は、発話の起点にあるのではなく、発話が終わった後に訴求的に定位される以外には存在しないものなのである。
    ……
    発話主体がまず存在して、それが何かを発語するわけではない。発話主体は発話という行為の事後的効果なのである。
    ……
    「言いたいこと」は「言葉」のあと存在し始める。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月02日

    内田樹のエッセイをまとめた本。日本の様々な問題点について独自の視点で意見を述べていますが、いろんなメディアに書いたエッセイであるため、一貫性があまりない。読んでいるととても面白いし、分かりやすいけれども、あまり記憶に残らない感じ。

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    Posted by ブクログ 2018年07月12日

    買い置きしていたが、濡れかかっていたので急きょ読み通す。この人の本、やはり面白い。 2000年代の空気感がよくわかる。

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    Posted by ブクログ 2017年10月25日

    仕事の合間時間にたまに手に取って読み進めたから、正直内容はあまり覚えていないのです(苦笑)。でもいつも通りの論調だったと思うし、何といっても最後にまんまそのもの、その後一冊の新書に発展する「日本辺境論」の章が収録されているのがその証左。定期的にコンスタントにその著作を読んで、その度に襟を正される作家...続きを読む

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