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その類いまれなる好奇心で現代思想の奥の奥まで分け入るウチダ先生。人気ブログ「内田樹の研究室」のコンピレーション本である本作では、構造主義でこの国の過去・現在・未来を捉えます。時間的に後から来たものがすべてを支配する、という歴史主義的な考え方に対し、構造主義では時間の広がりと深みを重んじます。「私とは違う時間の中に生きている人に世界はどのように見えているのか私にはよくわからない」。そんな謙抑的な知性で、ウチダ先生と一緒に「こんな日本」について考えてみませんか。
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Posted by ブクログ
内田樹の本は結構読んでいるけど、どれもクオリティのアベレージが高い。 前々から思ってたことだけど、この人の本は読みやすい。結構難解なことを言ってたりすることもあるんだけど、それでも読みやすい。 その答えがこの本に書いてあった。というのも、結局この内田樹という人が心地の良い文章を書いているからだ。...続きを読む もちろん自分が作文の名手であるというような自画自賛はしていないんだけど、そういったことが暗に示されている。 この人は語彙力も豊富で、硬軟多彩な語を使い分けている。それでいて、その語彙の選択が間違いないのである。これはこの人の読書量の豊富さと共に、センスのよさを物語っている。
サブタイトルにあるとおり「構造主義」的な観点から日本の問題(とされている)格差社会、少子化問題、言葉の力、社保庁問題などを考察している。 少子化問題については本当にその通りだと思う。 減っても全然問題ない。 少子化は「問題」ではなく一種の「解答」である。 格差社会についてもすごくすっきりとした...続きを読む良い捕らえ方を知ることが出来た。 「格差社会というのは、格差が拡大し、固定化した社会というよりはむしろ、金の全能性が過大評価されたせいで人間を序列化する基準として金以外のものさしがなくなった社会のことではないか。」 あとは「親族の基本構造」が面白かった。 フェミニストと男女の「価値」にまで言及できる。 レヴィ=ストロース読もう。
いつものように、内田さんのおもしろい視点で家族、教育、日本などの話題について語られている。 むずかしい部分と読みやすい部分がある。前半一〇〇ページくらいはかなりむずかしかった。 内田さんの著書の内容は多岐に渡るので、一冊読んで文字通りぜんぶ頭に入れるということはなかなかできないのですが、自分はこの人...続きを読むの考えにかなり影響されているんやろうなあとめちゃくちゃ感じます。
あーおもしろかった。 ○人間は機嫌よく仕事をしている人の隣にいると自分も機嫌よく何かをしたくなるものである。 ○人生はミスマッチである。…それでも結構幸福に生きることができる。 ○こだわらない、よく笑う、いじけない ○夢を達成できるかは、自分の将来の こうなったらいいな状態 についてどれだ...続きを読むけ多くの可能性を列挙できたかにかかっている。
本書を読んでも、決して構造主義の知識はつきません。 でも知識よりもっと大切な 構造主義的な考え方を知る事ができると思います。 現在は、物事を単純化して断定的に語る人が指示される時代かも知れません。
内田樹氏のエッセー集。どれを読んでも「外れ」が無いのが内田氏の書籍だと信じているが、本書はそのほとんどのエッセイが内田氏本人のブログ「内田樹の研究室」からの抜粋。どこからでも読み始めることができる・・・
pp.24-5 発話の起点は、発話の起点にあるのではなく、発話が終わった後に訴求的に定位される以外には存在しないものなのである。 …… 発話主体がまず存在して、それが何かを発語するわけではない。発話主体は発話という行為の事後的効果なのである。 …… 「言いたいこと」は「言葉」のあと存在し始める。...続きを読む「私」は、「私が発した言葉」の事後的効果として存在し始める。 p.155 人生はミスマッチである。 私たちは学校の選択を間違え、就職先を間違え、配偶者の選択を間違う。 それでも結構幸福に生きることができる。 pp272 愚かしい幻想が合理的な分析よりも強い力を持つことがある。そして、「本当のリアリスト」は、この「愚かしい幻想」の持つ政治的なポテンシャルを決して過小評価しない。「愚かしい幻想」を鼻で笑うのは「三流のリアリスト」 だけである。 例えば、マルクスはそういう意味で「本当のリアリスト」だったと私は思う。マルクスは「幻想」の力について、次のようなみごとな文章を書き起こしている。 (以下『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』からの引用)
内田樹のエッセイをまとめた本。日本の様々な問題点について独自の視点で意見を述べていますが、いろんなメディアに書いたエッセイであるため、一貫性があまりない。読んでいるととても面白いし、分かりやすいけれども、あまり記憶に残らない感じ。
買い置きしていたが、濡れかかっていたので急きょ読み通す。この人の本、やはり面白い。 2000年代の空気感がよくわかる。
仕事の合間時間にたまに手に取って読み進めたから、正直内容はあまり覚えていないのです(苦笑)。でもいつも通りの論調だったと思うし、何といっても最後にまんまそのもの、その後一冊の新書に発展する「日本辺境論」の章が収録されているのがその証左。定期的にコンスタントにその著作を読んで、その度に襟を正される作家...続きを読むです。
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こんな日本でよかったね 構造主義的日本論
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