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史上最大の軍事力を背景に一大帝国として世界を動かしてきたアメリカが、莫大な財政赤字に伴う国防費の削減によって軍事力を大きく縮小しなければならなくなっている。アメリカの帝国体制が崩壊すれば、どのような変化が日本に襲いかかってくるか。たとえば、帝国主義体制を背景にアメリカが推し進めてきたグローバリゼーションの動きが挫折してしまう。TPPは、まさにアメリカの軍事力を背景にしたアジアの自由貿易化の動きにほかならないが、アメリカの軍事力が衰退すれば、日本経済の根幹になっている自由貿易も大きな影響を受ける。また、アメリカの軍事力のタガが外れれば、北朝鮮やイランだけでなく、シリア、スーダン、アフリカの国々までが核兵器を持ち、簡単に使う恐れがある。必然的に、日本にとっては北の核の脅威が高まってくる。アメリカの軍事力の庇護を失いつつある今、日本はどうするべきなのか。ワシントン発「新・世界秩序」の読み方。
...続きを読むPosted by ブクログ 2012年02月10日
わずか70年足らず。超大国アメリカが覇権国家の座から滑り落ちようとしている。
ローマ帝国は千年、大英帝国は二百数十年続いた。それから比べればアメリカの繁栄はあまりにも短い。
本書の中で日高氏はアメリカが変質した理由として、白人人口が少なくなる一方、ヒスパニックや黒人の人口増大を挙げている。
アメ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月29日
アメリカという帝国の現状を分析し、今後のアメリカは超大国として世界を牽引していく力を失ったことがわかる。
第2次世界大戦・冷戦後の世界をリードしてきたアメリカ。
オバマ大統領の「チェンジ」していない国内政策を突き詰め、アメリカという帝国の覇気喪失を綴っている。
アメリカ頼みの日本外交にも釘をさ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月14日
テレビ東京系列で放送されている「日高義樹のワシントン・リポート」の日高さんが著者の本書。
連邦政府や州政府などの財政赤字を合わせると1兆ドルを超えると言われている極めて厳しい財政状況が与えるアメリカへの影響、そして世界情勢への影響について書かれた本です。
本書の主張の骨子は
「国民健康保険制度な...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月08日
アメリカは人種や宗教における構成が変化した結果、国家として変質し、内向き化。また、軍事技術の進歩により、アメリカの戦略は再構築が求められているが、進んでいない。更に、財政赤字が国防費を圧迫し、技術開発や艦船・航空機の配備に影響。日本周辺での米軍プレゼンスが低下し、日本は中国の影響下に入るか、武装強化...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月08日
ちょっと偏った意見だと思う。反オバマの色が濃く出ている気がする。
・アメリカ政府は膨大な借金を抱えており、オバマ大統領の社会主義的な政策はそれに拍車をかけている。
・オバマ大統領は軍事の事を全く理解していない。財政難とその戦略のまずさから米軍の弱体化が進んでいる。
・過去、アメリカは、戦争を仕掛...続きを読む
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