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離島勤務から本国への帰途、薩摩藩士安田義方ら一行は遭難し、朝鮮に漂着する。安田は、朝鮮王朝の地方官僚らと漢文の筆談によって、現地での待遇と送還について折衝しながら、一方で、酒を酌み交わし、詩文を贈りあい、交流を深めていく。安田が遺した詳細な記録と巧みな挿図から、朝鮮通信使の儀礼的な通交とはまったく違った近世日朝交流のすがたが見えてくる。(講談社選書メチエ)
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Posted by ブクログ 2010年05月13日
江戸時代、朝鮮に漂着した薩摩藩士。現地の朝鮮の役人とのやりとりの苦労や親切さへの感謝、薩摩藩士の日記を取り上げて説明している。江戸時代、当時の朝鮮との国際語は中国語(漢文)。筆記で会話して意思疎通したようす。も中華思想を上位に対等な付き合いをしたようで、漢詩のやりとりなど文化的な交流が素晴らしいと思...続きを読むった。当時の時代背景も丁寧に書かれていて、他の漂着時の記録も面白い。
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