竹島―もうひとつの日韓関係史

竹島―もうひとつの日韓関係史

968円 (税込)

4pt

3.9

日本と韓国などが領有権をめぐって対立する竹島。日韓それぞれが正当性を主張するものの議論は噛み合わず、韓国による占拠が続いている。本書は一六世紀から説き起こし、幕府の領有権放棄、一九〇五年の日本領編入、サンフランシスコ平和条約での領土画定、李承晩ラインの設定を経て現在までの竹島をめぐる歴史をたどり、両国の主張を逐一検証。誰が分析しても同一の結論に至らざるをえない、歴史学の到達点を示す。

...続きを読む

竹島―もうひとつの日韓関係史 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年05月30日

    竹島について古文書を紐解きながらあらゆる面から検証した本です。

    【こんな人におすすめ】
    竹島問題について興味がある人

    0

    Posted by ブクログ 2018年08月29日

     日韓双方が竹島を自国の領土であると主張しています。両国政府は、竹島が古い時代から自国の領有権の下にあったといいます。しかし著者は、これら双方の主張がともに、断片的な歴史資料などを自分の都合のよいように解釈して繋ぎ合わせたものに過ぎず、学術的根拠を欠いたものであることを解き明かしていきます。

     そ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年06月10日

    竹島問題について歴史学の立場から冷静かつ緻密に分析している。竹島問題を考えるうえでは必読であろう。
    結局、近世以前の竹島をめぐる日韓双方の主張にはいずれも決定的なものはなく、重要なのは近代になってからの竹島の日本領編入の妥当性ということだ。国民国家や領土という概念が明確でなかった近世以前の事例から、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年04月02日

    どちらかというと私はリベラルな方だと自認しているが、北方領土にしろ尖閣諸島にしろ領土ということになると素朴かつ土着的なナショナリズムが忽然とわき上がり、江戸時代の竹島が記載してある地図なんか見せられて、「日本固有の領土」だといわれると、『なるほど、そりゃそうだ』と思ってしまうのだが、よく考えてみると...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年03月12日

    少しわかりにくいところもありますが、竹島問題がなぜ決着しないかわかった気がします。決定打がないんですね、お互いに。多くの人に読んでほしい。

    0

    Posted by ブクログ 2016年02月07日

    ●「固有の領土」…対外的にはかつて日本以外が領有したことがない土地 体内的には歴史的に日本が領有する土地
    ●前近代については領有根拠どちらもあやふや。ただし鬱陵島の帰属を巡る争いの経緯を見れば、日本に領土の意識はない
    ●1905の編入時、韓国政府に対し照会無し

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月27日

    日本側に偏らないのは良。
    歴史背景と論の整理はされている。
    韓国側は単純に資料がないだけか。
    とはいえ、韓国側が支配下に置いていた、というほどでもないが、常用していた感はあるか。
    韓国側が出鱈目を出している訳ではないということを記述している点だけでも評価。
    20世紀初頭からサンフランシスコ条約の背景...続きを読む

    0

竹島―もうひとつの日韓関係史 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

池内敏 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す