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Posted by ブクログ 2017年10月30日
良いですね。山本一力。
上記のように最後の「蒼竜」を除いては2001年に発表された作品です。山本さんが「あかね雲」で直木賞を受賞したのが2001年ですので、ちょうどその頃の作品になります。
一方「蒼竜」はデビュー作です。本人があとがきに書いているように、荒っぽさもありますが、新鮮な力も感じます。...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
読もうかなぁ・・・やめようかなぁ・・・と迷いに迷った末に読んだ一冊。
純粋に、感動した。
特に「菜の花のかんざし」と「蒼龍」は普通に泣いた。
「菜の花のかんざし」とか飛行機の中で泣いた(笑)
それで分かったことは、私は夫婦ものに弱い。
っていうか家族ものに弱い。
「菜の花のかんざし」は、絶対にハ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
山本一力は経済小説なのだと思った。時代が違うから通貨単位こそ違うが、細かい計算がたくさん出てくる。仕事で上手くいかないことがあっても、辛抱強く続けたり思い切った変化に取り組むことで、少しは、または大いに報われることもある。でもそれはゴールではなく、また先へ続く出発点でもある。
これが現代小説ならこん...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月28日
表題作の『蒼龍』含む5つの短編が収録。いずれも江戸時代を生きる市井の職人、商人、武士たちが主人公。
読者に想像させる大胆な終わり方が印象的。
『のぼりうなぎ』・・・職人が大店の手代に転職して四苦八苦する話。現代でもありそうな話である。
『筋わかれ』・・・現代のビジネスでも通じそうな、商人の話。
『...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年07月04日
作家初期の作品で短編5編集でしたが、どの話も良かったですね!江戸時代の清々しい人間模様を描いた作品ばかりで、まさに下町の人情にふれた作品ばかりでした。「菜の花かんざし」だけは時代の悲しい宿命を描いた作品でしたが。
貧乏でもしっかりと生きていく主人公の姿や家族を含む、まわりの絆(支え)を描くのが作者の...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年06月30日
この人の時代物って巧いんだなあああやっぱり! 派手な物語ではないけどね、心に響く人情や粋な姿が本当にイイ! これはデビュー作を含む本だから、作者のキャリアが浅いうちに書いたものだと思うのだけど、とてもそうとは思えない落ち着いた雰囲気がいい。
特にお気に入りなのが以下の3話。
「のぼりうなぎ」:両方の...続きを読む
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