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Posted by ブクログ
福祉システムが崩壊した近未来の東京で生きる身寄りのない少年イオンの物語。東京は中流や金持ちが住む世界と、そこからはみ出したまま一生を終えるホームレスの人々が住む世界に分かれており、さらにその地下に陽の目を避けて生きる地下住民たちの世界がある。ホームレスは毎日がサバイバルで、女子供はかたまって派閥のようにして身を守りながら生きている。少年は守られたい気持ちと自由になりたい気持ちの両方を持ち、生き延びつつ成長もしているという、危ういながら伸びやかな存在として描かれている。最期の最後で両親を思う気持ちが切なく、人はみな、愛を注がれて育ちたいものなんだなと思った。いくつになっても、「優しいおとな」を求めている。
登場人物がそれほど印象に残ってないのは、主人公の設定が少年だからかもしれない。そして、桐野さんが性格の良い人(イオンの支援者モガミなど)を描くと、どうもリアリティに欠ける、つまらない人間に見えたりするのは、普通の人というのはつまらないものだからなんだろうか?
Posted by ブクログ
ここ30年、家族が壊れてきた。
昔のようではないということは目安にはならない、とは知っている。
変んだ、変んだと他人事に思って、 というより おかしくなってしまっているのを身近に経験する。
身内に感じる、ためいき。子育てを誤ったのか?親が悪いのか!?
言い訳をすれば一度しか経験できないものを、 失敗だってあるさ!
じゃあ、この物語のように親が誰だかわからずに、育っていくのって、どうか?
本人の拠りどころの無さは過酷だと思う。親代わりを見つけてしまうのも無理は無い。
だったら
失敗を恐れず親になるしかないのじゃない!?
出版されたらさっそく購入して読みたくなる作家さんの一人。 好きこそ、あたりはずれはなんのその、 わくわく手に取る、ファンのありがたさ( と自分で言う)
一瞬、「まんが」かと思う装丁は、 なるほど、 ストーリの展開には欠かせないのだった。
(単行本で読んだ)
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