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文庫版じゃなくてもいい。
元々全3巻の紙の書籍で待っていて、今回電子書籍も購入。
皆さんのレビューのある通り、大切にしたい素敵な本です。
文庫版の電子書籍化という事で全2巻におさまりお買い得ではあると思います。
でも出来れば全3巻の方が欲しかったなぁ。
文庫版で巻数が減ってると、各巻のスペースにあったイラストや、あとがきにある作者の考え、衣装紹介など一部無くなっているんですよね。でも手軽に読んで貰うなら文庫版なのかな〜。
当面、紙の本も大事にしたいです。
Posted by ブクログ
「想い出の中で生き続けること」
高校生のときにはじめて読み、外にいたにもかかわらずに泣いてしまった思い出がある漫画です。「夏目友人帳」の作者が描く、ある王国の玉座をめぐる物語です。田舎の村で生まれ育った少年ルカリアは王家の妾腹だと判明し、王位を引き継ぐため王都に旅立ちます。その少年の幼なじみの少女セツは、数年後に彼を追いかけていきますが、そこで出会ったのは偽物の人物でした。セツは本物を見つける旅に出ます。だんだんと伏線が判明していく冒険ものの楽しみもありながら、登場人物たちのこころの揺れ動きにぐっときます。特に真の黒幕が判明したときに、その人物を責めることができるのかを、ぐるぐる考えさせられました。(松尾奈々絵)
Posted by ブクログ
ひたすら泣きました。
なんでこんなに泣けるんだろう、モノローグが自分の波長と合うのかなぁ。
登場人物には誰一人、心底残酷な人なんていないのに、人は死ぬし殺意は湧くしという話。
サワヤカで優しいように見えて、出てくる人は大体ヤンデレです(笑)。人を愛するって、毒なんだろうな。でもそうしなきゃ生きていけないし、そのせいで突き落とされたり救われたりしている。めんどくさいですね。
セツの不安定さがいとしく、陛下のストイックさに惹かれました。
ACT.3の「どうすれば幸せになってくれるだろう」って台詞が印象的。夏目でもこういうモノローグは見かけるんだけど、とにかくウルッとなってしまう。
Posted by ブクログ
面白い作品、というよりは先の展開に非常に興味を惹く作品でした。
画力的なキャラクターの書き分けはお世辞にも上手いとは言えませんが、精神的な個々の個性は一人一人きちんと確立しているし、世界観も夏目のような和風から中世ヨーロッパ調な物までぶれずに書けるんだなーと感心。
一話進むごとに謎が解けて、さらにそこから謎が生まれる展開がもどかしく先へ先へと読みたいのになかなか指が進まないのがもどかしかった。
それは決してテンポが悪い訳ではなく、緑川さんが、試行錯誤しながら精一杯伝えたい、と沢山の想いを詰め込んでいるからこそのつっかえであって、初期の作品の初々しさを感じとれた作品でした。
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