無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
「軍鶏侍」シリーズの第2弾
南国の園瀬藩(架空)を舞台にした剣豪小説、いや人間ドラマかな
人付き合いを苦手とし、剣に軍鶏にのめり込む四十を超えた主人公源太夫
弟子を育て、まっとうにまっすぐに人と関わっていく
表紙の絵がまさに獺祭でしょうか
あまりにも有名な銘酒「獺祭」
でもその意味を知る人は少ない
私もこの本で初めて知りましrた
園瀬藩の穏やかな自然の風情を描いた文章が、あまりに美しく気に入ったので切り取って紹介しましょう。
「穂が出る前の稲はまだ十分に柔らかく、風の動きによって、緑の葉表と青白い葉裏が交互にそれを見せていた。揺れが滑らかに移動するので、まるで堤防に向けて波が次々と、際限もなく打ち寄せて来るように錯覚してしまうのである。」
なんて美しい、そして知ってますよその情景
稲の葉裏の青白さ、風で緑と交互になる様
その情景がこんなに見事に表現されてるなんて、
ぐっとくるぜよ!(^o^)
今回も短いお話幾つかで構成された読みやすい本
今回は、弟子と係るお話が多数で、ほんとうの意味での秘剣「蹴殺し」についても謎が明かされます
Posted by ブクログ
「軍鶏侍」では、藩主の側室で長男「一亀」はサラッと数行しかでてこないが、4作目の番外編となる「遊び奉行」の主人公。「軍鶏侍」ででてくる地名の「うそヶ淵」が続編の「獺祭」と繋がる。デビュー作で既に連作、番外まで構成して描いている。・・。
「強い軍鶏は美しい。美しい軍鶏は強い。」と繰り返し出てくる言葉は生き方の表現か。
また、葉室麟やこの野口卓のように物語の中で季節や土地の豊さを瞼に浮かぶように描ける作家はすばらしい。
「広大な水田の稲が風に揺れ、まるで海原の波のように感じられた。稲の葉の表面は光沢のある濃い緑をしているが、葉裏はいくぶん白く、そしてすこし青味がかっている。風の動きによって緑の葉表と青白い葉裏が交互にそれを見せ、揺れが滑らかに移動するので、まるで堤防に向けて波が次々と際限もなく打ち寄せて来るように錯覚してしまう。なおも見続けると、船に乗った自分が、海原を突き進んで行くような気になる。」
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸