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Posted by ブクログ 2021年05月06日
ゴールデンウィークに入る前、髙島屋の月刊誌で、この本についての太田光のエッセイを読んだ。昭和50年に刊行され、ドラマ化もされたこの小説。今から40年以上も前に書かれたのに、未来を予見していたかのように現在の社会の様子を描き出している、と太田は言っていた。
具体的には、「祭りばやし」という章で、...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月07日
寺内貫太郎一家
〈貫太郎のモデルは、私の父 向田敏雄である。よくどなり、よく殴り、5年前に亡くなった。お線香代わりに、ちょっぴり「立派な男」に仕立て直してお目にかけた…〉。
口下手で怒りっぽいくせに涙もろい父親とその家族をユーモアとペーソスで捉え、きめ細かな筆致で下町の人情を刻み、東京?谷中に暮らす...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月06日
当然、フィクションだとわかってはいます。あくまで理想のひとつに過ぎないのもわかっています。けれど家族間での悲しい事件が少しも珍しくなくなってしまった今では、ちょっと物騒だけど毎日のように喧嘩を繰り返しても愛情と信頼で結ばれている寺内貫太郎一家のような家庭の風景が、昔はどこにでも広がっていて、今もどこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
口下手で怒りっぽく、涙もろい。
そんな古き良き日本のお父さん・寺内貫太郎と、家族の日常を描いた物語です。
時代を超えても物語が面白く新鮮に感じられるのは、登場人物の一人一人に魅力があるからだと思います。
例えば、思いやりに溢れて時にはきちんと叱ってくれるお父さんは、読者に「こんなお父さんがいるとい...続きを読む
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