こころの処方箋

こころの処方箋

ビジネス・実用
649円 (税込)

3pt

「耐える」だけが精神力ではない。心の支えは、時にたましいの重荷になる。――あなたが世の理不尽に拳を振りあげたくなったとき、人間関係のしがらみに泣きたくなったとき、本書に綴られた55章が、真剣に悩むこころの声の微かな震えを聴き取り、トラブルに立ち向かう秘策を与えてくれるだろう。この、短い一章一章に込められた偉大な「常識」の力が、かならず助けになってくれるだろう。

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こころの処方箋 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    100%正しい忠告はまず役に立たない
    マジメも休み休み言え
    自立は依存によって裏付けられている など

    見出しから、どれも内容が気になって
    予想通りのものもあれば
    逆説的なものもあって面白かった。
    全体に言えると思うのは、
    極端な考えがないことかな?
    やっぱり河合さんは、
    自分はこう思うがいかがだろうか、
    と押し付けがましくない感じが好きだなあと思った。
    バランスを大事にしている、行きすぎない感じが
    自分のスタンスと合っていて、
    こういう風に考えられるような人になりたいと思う。
    ———
    男女は協力し合えても理解し合うことは難しい、
    という章が特に印象に残った。
    中年や老年近くなると、
    夫婦間の危機を感じる人が多い理由が書かれていた。

    ローンや子育てなど共有の目標を持つ間は、
    知らず知らずお互いの欠点をカバーし合い協力できる。
    協力しているときは相手のことなど深く考えず、
    とにかく前進しているが、そこで自分が喜んでいるとき
    相手の方は支える苦労で半泣きになっていたりしても
    気が付かない。ところが目標を達成し、
    やれやれと二人向き合ってみると、お互いのことを
    本当に知らぬままここまで来たことに思い当たる。

    今まで仲良くやっていた夫婦が、
    急にギクシャクしだすのは、
    多くの場合、協力から理解へと至る谷間に
    さしかかっているときである。

    「協力関係」を「理解」と取り違える人は、
    相手が急にわからずやになったか、
    今までの協力は偽物だったのかと思ったりするが、
    男女が理解し合うことは実に大変であることを
    よく自覚していると、少しの不理解で驚いたり、
    怒るのではなく、あらたな気持ちで
    努力を続けていこうという気にもなる。
    ————
    協力と理解は別なんだと、はっとした。
    周りでは最近、「夫に無視された」とか
    「別に喋ることないし」と
    話しているのを聞くことが多い。
    それが頭にあったので、
    このお話が引っかかったのだと思う。
    この考えを、心に留めておきたい。

    0
    2026年09月13日

    Posted by ブクログ

    処方箋という言葉通り、これからの人生のお供にしたい作品だった。
    やりたければやってみたらいい、と挑戦の後押しをしてくれるようなところに心打たれました。

    0
    2026年09月08日

    Posted by ブクログ

    色々と多忙を極めている中、自分を見つめ直すことの大切さを痛感した時に、縁が重なって手に取った本。多くの方が辛い時に手にした本と語られるが、肩の力を抜けるような、心が落ち着くような語りである。

    ある著名な臨床心理士が、「河合隼雄の本には言語化しづらい魅力がある」(趣意)と評していたが、まさにその通りに感じた書籍。

    『無意識の構造』『ユング心理学入門』『明恵 夢を生きる』など河合隼雄の著作は数多くあるが、本書は見開き2ページのエッセイ風に仕上げられている。平易に綴られ、言ってしまえば道理なのだが、それでも私たちが日頃見過ごし、見落としていたことを言語化してもらうような、腑に落ちる瞬間を多く感じることができる良書だった。

    0
    2026年09月06日

    Posted by ブクログ

    全体的に心の自然さを肯定してくれる温かさがあった。
    常識を書いたと言っていたけど、新たな視点の獲得にも役立つ!

    印象に残った箇所
    ・ふたつよいことさてないものよ
    →いい事があれば悪いこともある。悪いことは良いこととのバランスのために存在している。

    ・自立は依存によって裏付けられる
    → 自立と依存は対立しない。必要な依存が自立を助ける。

    一見ストレッサーとなることや、悪い出来事・ネガティブな感情や行動は、排除しようとするのではなく、その中に意味や役割を見いだし、受け入れることが大切で、さらにそれらに自覚的であることも必要。排除しようとしてきたものにも価値があり、それを認めることで生き方に厚みや深みが出る。

    ネガティブをなくそうとするよりも、その存在意義を認めて抱えながら生きることの重要性を教えてくれた。

    0
    2026年06月29日

    Posted by ブクログ

    臨床心理士の河合先生が雑誌の連載で書いたエッセイをまとめた本。自身の知見を活かして、人間の心の特徴を描き出す。表面だけでなく、深層まで捉えようとする著者の観察眼がとても勉強になる。向き合うのが大変な内容もあるが、自身を振り返るのにも、周囲の人間を理解するのにも有益な名著。

    0
    2026年04月18日

    Posted by ブクログ

    繰り返し読むことでバイブルになりそうな一冊。
    読みやすい文体かつひとつのお話は4ページほどなので、隙間時間に読むのも良いし、目次を見てその日の気分に合う部分を読むのも良さそう。
    また時間をおいて読みたい。

    0
    2026年02月14日

    Posted by ブクログ

    平成4年に刊行されたとは思えない、いや、今だからこそ自分の中の常識や生き方を揺さぶるような新しい発見があり、「面白いっ!」とニコニコして読めた。今の自分にとって時に優しく、時に厳しい内容が項目ごとにあり、勇気づけられたり、背筋をピンと伸ばしてもらえたりできた。個人の生き方あり方としてはもちろん、子どもの前に立つ一教員としても非常に学びが多い名著中の名著だった。出会えてよかった一冊の一つ。

    0
    2026年01月20日

    購入済み

    すべての章が大事

    毎ページ深い。
    『運命』が演奏によって違う、それは同じ言葉なのに言い方で大変説得力を増すとも解釈できる。
    人生という物語を構成するのに欠かせないエッセンスが、ふんだんに書かれた一冊。
    故河合氏は本来なら「第三の目」くらい開眼されてそうなのだが、敢えて二つの目で徹底して見ているので難しい話も読みやすくなっている。

    #深い #タメになる

    0
    2025年12月23日

    Posted by ブクログ

    1テーマ毎に完結するので読みやすい。15年くらい手元にあるけれどいつ読み返してもハッとさせられる、バイブル的存在。

    0
    2025年12月21日

    Posted by ブクログ

    私にとって河合隼雄の最初の1冊です。
    これで河合隼雄に興味が深まり他の著書も読むようになりました。
    平易な文章で読みやすい。心理学について素人の私にはちょうどよかった。

    0
    2025年11月29日

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