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市役所の戸籍係をしている夫と美人ではないが清楚で控えめな妻。平和で波風の立たない人生をこよなく愛する夫婦の前に、突然現れた妻の学生時代の女友達。女流評論家として活躍するスキャンダラスな女の登場が平穏な家庭をいつのまにか破滅的状況に追い込んでいく…。推理作家協会賞受賞の表題作。ありふれた日常に潜む愛憎が殺意を纏ってあなたの背後に忍び寄る恐怖の瞬間。傑作サスペンス6編。
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Posted by ブクログ
再読。1992年の作品。 菩薩のような女、転落、男喰いの女、妻の女友達、間違った死に場所、セ・フィニ-終幕 の6編 どの話もとても面白い。勧善懲悪でなく、ある面では悪女もの、小気味好い話ばかり。 特に「妻の女友達」は傑作!! 外れ無し、何度読んでも堪能できる短編集。
さすが有名な短編集だけあり、とても楽しめた。 てか、女のってこわ。。 どれもおもしろかったけど、転落と妻の女友達の女は特に怖かった! 男が思うほど女って弱くないし計算高くてずる賢いし自己中。 男喰いの女、は、結局全部妄想で結果的に旦那を殺してしまうけど、思い込みで突っ走る感じも、あぁ女だなぁ。と。 ...続きを読むさすがです。
はじめて読んだ小池真理子さんの作品。 そして貧弱な私の読書経験のなかで最も私を震え上がらせた一冊。 早く続きが読みたくてたまらない、でも夜は怖くて本を開くことさえできない。 そのため通勤電車の中や、お昼休みに読み進めました。 現実がこうだとは信じたくありませんが、女の怖さを垣間見た気がします。 無...続きを読む知な私はタイトルからエロスを感じたのですが、開いてみると日常に潜み膨らむ殺意をリアルに読者に思い描かせる文章です。 タイトルで私を誘っておいて、内容で震え上がらせた小池さんは私にとっての魔女ですね。笑 また女性の怖さを知ると同時に、男性として殺意を抱く主人公にも共感してしまったので 私の中にもこうした悪意の種があるのだと知りおののいています。
およそ四半世紀振りの再読。 以前よく小池真理子氏の作品は読んでいて、久々に楽しく読み進め痛快な読後感でした。 やはり、ちょっと今の時代には古いかな⁇と感じる描写はありました。
3.7 →短編集でサクサク読めました。どの話もゾクッとする女の恐さがあり、面白かったです。 個人的には『転落 』と『 間違った死に場所』が印象に残りました。
サスペンス短編集 本格的な推理物とはまた違う、 心理的な描写が多いなと感じた 悪女達のお話。 中には違うものもあるけど、女はやはり強いんだなって思わされる 全ての話が女性が最終的に「勝利」している、と解説に書いてあってあー!確かに!ってなりました
どの話も面白かった! まさに、女の方が男よりも一枚上手だということを思い知らされるような話ばかりだった。
さくっと読めます。 集中しちゃえば、数時間で読み終わる方もいるかもしれません。 今作は、短編集です。 《妻の女友達》 《泣かない女》 《悪者は誰?》 《鍵老人》 の4作からなります。 どの短編も短編?って思ってしまうほど内容が濃い。なおかつ、どれも読後感…ゾクッとします。 読んでいて先が気...続きを読むになりましたw
小池真理子さんの妻の女友達 波風のない人生を送る夫婦の前に、突然現れた妻の女友達。女流評論家として活躍する彼女の登場が、いつしか平穏な家庭を破滅に追い込む――推理作家協会賞受賞。 菩薩のような女、転落、男喰いの女、妻の女友達、間違った死に場所、セフィニ-終幕-、の短編6作収録。うわああああああ面...続きを読む白い!久しぶりにイヤミス系読んだ(嫌なミステリー)やっぱこういうの好きだなー普通のミステリーじゃ物足りない、女の怖さ…男と女の価値観の差…意外すぎる結末…。どんな嫌な展開になるのwwってニヤけながら読めた。ちなみに本屋でジャケ買い。発行日が1995年で自分が生まれる前の作品とは思えない…。
「女は怖い」がテーマの短編集。スタンダードな悪女もの、ユーモラスなもの、驚きの展開があるものなど、それぞれの話がどれも個性的でしかも全て面白かった!会話にキレがあるのも魅力。大満足。
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