夕子ちゃんの近道

夕子ちゃんの近道

660円 (税込)

3pt

風呂の攪拌(かくはん)棒を人にあげたがる女、鋸(のこぎり)を上手に使う娘、北の湖を下の名前で呼ぶフランス人、そして空気の抜けるような相槌をうつ主人公……。自覚のない(少しだけの)変人たちがうろうろと、しかし優しく動き、語りあう不思議なユートピア。柔らかな題名とは裏腹の実験作でもある、第1回大江健三郎賞受賞作。(講談社文庫)

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夕子ちゃんの近道 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「夕子ちゃんの近道」(長嶋有)[電子書籍版]を読んだ。このムニャムニャした?ちょっと違う、モサモサ?違う!う〜、とにかく一粒一粒がしっかり立っていてそれでいて全体としてはもっちり感のある独特なテイストがとても良いです。長嶋有さんの作品は初めてだな。これはもっと読まねばなるまい。

    0
    2018年07月05日

    Posted by ブクログ

    普通の文章なのになんかジーンと来ちゃうのはこの人だからなんでしょうか。悲しいシーンじゃなくても涙出そうになります。

    0
    2013年01月12日

    Posted by ブクログ

    ほんわか
    ・川上 弘美さんの古道具屋中野商店と設定が似ていると
     感じましたがそれよりも、ずっと安心して読める作品でした。
    ・世の中、無理して、頑張りすぎる人ばかりではなくて
     穏やかな生活も肯定されていいと思える内容でした。
    ・主人公たちの深い恋愛はなくても、ちょっといい関係、
     距離感がほんわか

    0
    2012年11月28日

    Posted by ブクログ

    とてつもなくここちよく、ぼくにとっては、とてつもなくスリリングな作品。だって、この作品を読んでいて、何度か電車を乗り過ごした、乗り過ごしそうになった。
    でも、このここちよさは、きっちり、ていねいに物語ることを意識した、作者の力量だと思う。

    0
    2011年11月07日

    Posted by ブクログ

    フラココ屋で店番をする主人公と、
    そこにあつまる色々な人たちとの関わりを描いたお話です。

    つかみどころがなくて、ふわふわ~っとしている空気感の中で
    妙にしっかりとした人物描写だったり
    色鮮やかに浮かぶ風景だったり音だったり
    なんかほんとに、一緒にフラココ屋で過ごした気分
    ところどころクスッと笑える

    0
    2015年05月28日

    Posted by ブクログ

    大江健三郎賞受賞の連作短篇集。分かりすぎたり、分からなすぎたり、焦点の絞り方が独特すぎて不思議な読後感でした。

    0
    2025年06月07日

    Posted by ブクログ

    アンティークというよりも古道具屋然としたフラココ屋。その2階の倉庫に居候する主人公の"僕"は、ほとんど売れない店番をしながら、どのような客が訪れたかをメモしている。のほほんとして商売気のない店長、毎日訪れてはお気に入りの長椅子に座っていく瑞枝さん、裏に住む大家の孫で、いつもノコギ

    0
    2024年03月25日

    Posted by ブクログ

    『猛スピードで母は』を読み、同じ作者の作品を手に取った。
    「働くのが嫌になってしまっただけだ。働くのだけではない、たとえば広くて暮らしやすい新居を探すことや、部屋を暖めるものを買いに行くことすら。」という語り手の心境に共感した。

    0
    2022年04月18日

    Posted by ブクログ

    インパクトのある事件が起こるわけでもなく、どんな話?って聞かれたら困る…けどなぜか、たまに読みたくなるお話。この世界の住人になりたくて。登場人物たちが周りにいてくれたら、少し優しく生きられる気がする。

    0
    2014年03月01日

    Posted by ブクログ

    遠回りが、案外一番の近道なんじゃないかと思える。立ち止まって考える時間。ちょっと空っぽになってみる自分。でも、やっぱり「今まで」は残っている私。
    人生、織り込まれて生きているね、私たち。色合いはどんな仕上がりになるだろう。

    0
    2013年12月07日

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