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Posted by ブクログ 2020年12月13日
「小さな建築」隈研吾(著)
東日本大震災によって、建築物がいかに弱く、脆いものかを実感させられた。自然の猛威に破壊される。これまでの建築の考え方では通用しない。大きな災害が建築の世界を変えてきた。1666年ロンドン大火、1755年リスボン大地震、1871年シカゴ大火、1923年関東大震災、20世紀に...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月18日
東日本大震災を機に、建築の在り方を再考した隈さんがたどり着いたのが「小さな建築」。
単にサイズが小さい建築ということではない。
人間と世界のつながりを絶たず、衣服のように人を包み込むような建築。
鉄筋コンクリートやガラスを素材とし、電気、ガスや水道などのインフラという大きな構造に依存しないと成り立た...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月11日
本の内容としては建築を小さな単位として考えようというもの。
飛騨高山の千鳥という継手方法や太宰府のスタバの地獄組にに関する記述があり大変興味深かった。
建築学科に所属している自分の周りには、メディアによく露出する著者の建築を表面的に批判する人がよくいるが、このような本を読むと少し見方も変わるのではな...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月12日
・「小さな建築」の楽しみを書くつもりが、いつの間にか「小さな建築」という基準で建築史を書き直したような本になった、とあとがきに書かれている。まさにその通りの内容だろう。
・大きな建築に対する危機感を感じられる。
・レゴブロックを大きくしたものに水を入れ、それを組み合わせることによる構造体というアイデ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月15日
本書で述べる「小さい建築」とは、人間の手で扱える程度の小さな単位・ユニットで構成され、設営・撤去が比較的容易な建築を指す。本書で紹介されている例は殆どがpavilion(仮設建築)であり住むことはできないが、「織る」「もたれかかる」等の方法を採用することにより、強度のない部材で実験的な建築を実現して...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月15日
だまされて家というゴミを買わされている。
住宅の大きさが人を不幸にする。
その不幸はリーマンショックに繋がりアメリカ文明の限界を示した。
ばっさりと評する部分が印象に残ります。
自然に依存する弱さが生物の本質であり、自分ひとりで扱える大きさが面白い。
建築的道具ならフスマとか障子とか移動式の畳と...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月23日
今…誰しも東日本大震災と無縁ではいられない。
本書は、次のように語りはじめられる…
―建築をゼロから考え直してみようと思った。
きっかけは東日本大震災である。あらためて歴史を振り返ると、
今まで気がつかなかった、重要なことに気がついた。
大きな災害が建築の世界を転換させてきたという事実である...続きを読む
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