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修一は、夢久島という長閑な島に暮らす高校2年生。 学校生活にどこか馴染めない自分を自覚しつつ “能面” を被って、友達とも “普通” に過ごしていた。 夏休みに入った日、修一は、港で海を見ながら泣いている一人の女性と出会う。 夢久島には、「海で “呪文” を唱えると本当の自分の居場所に連れて行ってくれる」 という噂がある。 その話を確かめるために彼女はこの島に来たというのだが……。 彼女との出逢いにより、修一の “能面” の日常に変化が訪れる。 はたしてその “呪文” とは――? 島に伝わる噂をめぐり、心に傷を抱えた人々が織り成す、心ビタミン短編連作ストーリー。
...続きを読むPosted by ブクログ 2009年10月04日
読み終わり→3/29 読むの二回目で生き残り本!これは最初読んだとき、面白くて友達に貸したくらいのものです。友も結構絶賛していたなぁ。ライトノベルの中では上位に入ってます。最初の物語が半分のページ数をいってるけど、それがまたいいんだよね。いや、残りの3つの物語もよかったから、順位はつけれないけど。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
第一話の「僕は能面」は非常に好きですね。誰だってそうだと思うんですけど、ある程度皆自分に能面を被せ、他人とうまくやりあうために息苦しさを感じることがあると思います。私もとくにそうなのですが、心理描写が非常に巧みで思わず涙を誘います。特に、彼女の手紙はありがちかなと思ったのですが、それ故に今までの彼女...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月13日
“僕は長嘆すると、諦めて口を開いた。
「いやその、僕は自分に対して梟っていうよりも――能面ってイメージを持ってるんですけど」
こんなこと、誰かに話したのは初めてだ。
だがまあ、こんな断片的な言葉で僕がずっと抱いていたモノが伝わるはずもないし、特にどうということはないだろう。
「能面?」
赤城さんは案...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年12月06日
2009/18/(〜p201),19(〜p253終)
嫌いではない作品でした。
なかなか面白いものだったけれど、すごく残念だったのが、短編集だったこと。
私はこの本の第1章の話を読んですごく気に入ってしまい、次はどんな風になるのかなーと思いきや、関連性はあるけれどまったく違う話になっており、「おえ...続きを読む
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