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大手メーカーに勤務する冬木亜紀が、かつて恋人からのプロポーズを断った際、相手の母親から貰った一通の手紙。女性にとって、恋愛、結婚、出産、家族、そして運命とは……。著者渾身の傑作長編。
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Posted by ブクログ
泣きました。 解説にもある通り、読み終わった今の心境は 「広大な砂漠の真ん中で、途方に暮れてしまったような気持ち」です。 それは恐らく、29歳から始まり、40歳まで描かれた亜紀の人生・運命がこの先どうなるのかが分からないから。 この小説は自分の人生と同様に、生きていて、どのような結末を迎えるのか...続きを読むまだ分からないから、読み終えても、読み終えた感覚が得られにくいように思います。 物語の大半を占める、30代の亜紀とちょうど同年代の女性である自分には手厳しいというか、目を逸らしている現実も描写されており、時々、自身と重ねては焦燥感に駆られる心境にもなりましたが、とにかく丁寧に描き上げられた作品だという事がひしひしと伝わってきました。 「運命というのは、たとえ瞬時に察知したとしても受け入れるだけでは足りず、めぐり合ったそれを我が手に掴み取り、必死の思いで守り通してこそ初めて自らのものとなる」 という文章が強く印象に残っています。 果たして私は必死で守り通そうとしただろうかと、省みる気持ちになりました。 白石氏の作品を読むのはこれで3作目ですが、勝手ながらこの方の持つ愛情や、死に対する感覚や、出来事への考え方・受け止め方が私の持つそれらと酷似しているように思います。 善し悪しは別として。 私とは20歳以上離れていますが、何だかあと20年後の自分から、言い聞かせられているような感覚で読み進めていった一冊です。
亜紀と義理の母親との温泉道中が一番好きな場面ですが、エピソードで印象に残っているのは田中角栄。 ページレイアウトがベタだけどドラマのように展開するので、初見はドキドキした。2回目以降は主人公2人以外の人生も興味を持ってより深く読める。 JUJUの春雪を聴きながら年1回は読みたい本。
自分がした選択に。 もしも運命というものがあるとしたら。 それには全て理由があって、必然なのではないか。 きっと、一生懸命考えて、向き合って、選択して、実現しようともがくから、そう思える。 点と点がどんどん結びついていく。 女性としての生き方が中心に話が進んでいくから、 共感でき...続きを読むてたまらない。 これはやばい。
出会う運命の本だったと思う。 ほとんどの文章が自分に染み込んできた。 最後は号泣しながら読んでました。 読み返しても泣けちゃう。 本屋でタイトルをみて即買いだったんだけど、期待していたものとは全然違う内容でしかもすごくグサグサとわたしの中に入り込んでくる あっという間に読んでしまって浸っていた1日は...続きを読む2日だったけど、色んなことを考えた。 自分のかこのことも含め。 「運命」という言葉はもともと好きなんだけど 改めて運命について考える。 わたしも運命というレールに沿って生きているんだろうな〜 そう思う。
ドラマで観てとても心に残ってたので永作博美さんと江口洋介さんを思い浮かべながら読んだ。 心がずんと重くなるというかもう一度読みたいとは思えないけれど、ドラマはまた観たいと思う。
読み終わって本を閉じたとき、思わず「読み終わったー」と口に出して言ってしまった。比較的厚い本なのでバッグに入れて持ち歩くのも重かったが、その内容も充分に重かった。 主人公の冬木亜紀の、29歳から40歳までの約10年間を描いた超大作である。 恋愛、仕事、結婚、出産。 いくつになっても夢は諦める必要は...続きを読むないと世間は言うけど、でもやっぱり年齢的なものが原因で、手放さざるを得ない願いはある。 あのときああしていれば、もしかしたら。 違う選択をしていたら、今頃は。 そんな気持ちになったことがない人なんて、この世にいるのだろうか。 『運命』という漢字は、ウンメイともサダメとも読める。 サダメと読むと『定める』と似ているので、運命というものは、生まれつき決まっていて、どうすることも出来ないものなのだと思っていたが、実はそれは『宿命』というらしい。 運命とは、人の意思によって変えることは出来ないが、巡り合わせによるものなので、日々の行動や考え方などにより、結果として変わっていくもの。 まさしくこの本の内容は、そのタイトルにふさわしい。 登場人物たちのセリフが、わたしの心を傷つけ、考えることを避けてきた事柄を無理矢理目の前に突き付けてきた。そしてあるときはそっと支えてくれたり、やさしく背中を押してくれた。 最後はどうしても涙がでた。 人生にはいろんなことがある。 いくら色々な経験をして強くなったとしても、本当の哀しみにだけは慣れることができないから。
読み応えあった。 康の死亡フラグが立ったり消えたり。 まぁ、最後はそうなるよな、と。 面白かったです!
全体的な評価としては★★★なんだけど、心に刺さる言葉があったので★★★★に。 私という運命とは、、。運命は受け入れるだけではなく、自らの意思と行動あってこそ。 これからの人生において、心の中にしっかり留めておきたい。
400ページ超ある作品だったが読みやすい文体で一日で読破してしまった。バブル後の20年の人生を時事や舞台を変えながら描いていたので映画を観ているようで飽きずに物語に惹き込まれていった。 102/100 本棚に入れたい:3/100
人生でここまで色々なことが起こると、一つ一つの出来事を後から解釈したり、そこから運命を考えてみたりできそう。自分はここまで考えたことはないし、そんな起伏の多い人生は送れないだろうから考えないだろう。 運命を受け入れるというか、一つ一つの出来事を解釈して受け止める、納得するような姿勢というのは生きてい...続きを読むく上で大事だと思った。結婚や出産、病気、女性活用など色々な現実を解釈する、選択しなかった運命はなく、選択したことを納得する。運命って言葉には何か受け身でどうしようもないニュアンスがあるが、それをポジティブに解釈することが、後に続いていくのだろう。 逆に、後に東電に入る若者の彼は、人生や社会を舐めすぎだと思うし、視野が狭すぎ?この子は運命に囚われすぎ、依存しすぎで納得しすぎ。結婚する女の子も、これは流石に不安に思わない?運命をネガティブに、パッシブに捉えすぎでしょう。
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