ピンク・バス
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ピンク・バス

440円 (税込)
220円 (税込) 5月23日まで

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子供を妊娠し浮かれているサエコの家に、夫の姉・実夏子が突然訪れる。長い間消息不明だったという実夏子は、そのまま勝手に住み着いてしまった。真夜中に化粧をしたり、冷蔵庫のハムを丸ごと食べたり、と不審な行動を繰り返す実夏子。何も言わない夫に苛つき、サエコの心はかき乱されていく……。出産を目前に控えた女性の心の揺れを描いた表題作ほか、「昨夜はたくさん夢を見た」の一篇を収録。瑞々しい筆致で描き出された、心に染みる極上中篇集。

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ピンク・バス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「ピンクバス」

    働いて、結婚して、子供を生んで、幸せに暮らしましたとさ。

    というような言葉はたくさん目にするけど、

    本当は、その単純なパターンの中に、たくさんの葛藤と矛盾がある。

    複雑な心境を書き出すの、本当に上手だと思う。角田さん。


    「昨日はたくさん夢を見た」

    私の好きな、放浪旅行系...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    この異様な感じ。なんともいえない。だるくてだるくて、イライラしてたまらないんだけど、やめられない。で、読み終わったらなぜかすっきり。
    角田さんやっぱりすごいです。

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    Posted by ブクログ 2013年02月04日

    なんか、オカシイよ、それ、って思うんだけど、でも自分にもおこりうる、
    自分もそうなんじゃないか。。。
    なんて思ってしまうのがこわい。

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    Posted by ブクログ 2012年07月24日

    精神のバランスをくずしている。それぞれが強烈な異彩を放っている。身の毛もよだつミステリアスな雰囲気が恐怖を募らせる。

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    Posted by ブクログ 2010年04月28日

    これは、なんというか … 純文というかんじではないのです。
    不思議系です(。^ ^。)
    どんな背景から出来た話なのかな … と読み返したとき思うのですが、わかりません(笑)
    主人公と登場人物とのあいだには、なんとも不可思議なやりとりが多いのですが、いえ … さいごまで不思議なテイストで終わってゆくの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月20日

    中編2編。標題作は読んでいてとても疲れるが、疲れる理由が自身にあると知る。そうなんですよ、演じてきたことが血肉になっているのか、簡単にこそぎ落とせるのか...。
    2編目の方が好み。諦めや焦燥などの感情にどっぷりと浸る。帰ってくるのかな、イタガキ...。

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    Posted by ブクログ 2022年04月17日

    2022.04.15 表題作のみ
    表題作のみ読んだ為、評価低め(自分の戒め)

    ”通常と異常がこの生温い時間を作った”

    角田光代さんの本は「愛がなんだ」「薄闇シルエット」を筆頭に、エッセイなども読ませて頂いてきた。
    今回の作品に関しては、夜中に読んでしまい、ちょっと後悔した。「ウゥッ!コワァっ!」...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月15日

    終始スリラーのようなホラーのような雰囲気が漂っていました。もしいつか子供を身籠ったら気持ちがわかるようになるのかな。同じように聞こえる『妊婦』でも『お母さん』でも、環境によって全然違うから、わかる人とわからない人がいるだろうから、わたしはどっちなんだろう…

    (以下関係ないお話をちょっと…)
    いろん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月23日

    いまいち。
    角田光代っぽい話だったけど、よくわからなかった。

    噛み合わない旦那と、辺なその姉。
    主人公もいまいちまともでない。
    話としてへーとしか思えなかった。

    次の話もふーんって感じだった。

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    Posted by ブクログ 2019年07月27日

    角田さんの本を初めて読んだ。「愛がなんだ」が良すぎて興味を持ち読んだが、疲労感がちょうど良かった。記憶を全部消して演じきるとか、なんかタクジのお姉さんとか、不思議な人ばかりでちょっと怖いし狂ってる感じの人が多かった。良く言えば個性ですね。

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