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Posted by ブクログ 2024年03月31日
BLの匂わせくらいな話が読みたくて探していたらことごとく名前が上がっていて読んだ本。薄いからさらっと読めて、でも確かにその通りで満足感があった。途中の青春が詰まりまくった彼らの過去の話も良かったなあ。
古書店という設定が静かで綺麗で、一層ふたりだけの世界に閉じこめられているかんじがしたし、確かに共依...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月27日
大きな盛り上がりのある物語ではありませんが、文章が美しくて引き込まれました。『水底の魚』での真志喜と瀬名垣を中心に描かれる物語も良かったのですが、私は『水に沈んだ私の村』での幼馴染4人の物語が特にお気に入りです。4人の学生時代の青春感が良かったです。
真志喜と瀬名垣の関係性が友達以上に感じられるよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月20日
読み始めてすぐに好きだと思った。
綺麗な話だ。一文一文がきらきらしてるみたい。綺麗すぎて、描かれる題材も馴染みの薄いもの(古本業界!)だったから、作品の世界全体が硝子の入れ物の中にあるかのように現実から離れて見える。壊れやすくて触れられない、大切な何かを感じるよう。
「古代の罪の判定法」、“...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月22日
三浦しをんの『月魚』は、古書業界を舞台にした物語です。
古書店『無窮堂』の若き当主、本田真志喜と、同じ業界に身を置く瀬名垣太一。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた。瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月01日
本編と付録2編が入った内容。
古本屋の「無窮堂」の店主、真志喜とその友人の瀬名垣、及び友人夫婦の物語。本編でも付録でもBLの雰囲気が濃厚に出ていてギリギリの表現が更にドキドキ感を増す。何かの事件があって、罪悪感や後悔の元になっているのが、後半に明かされる。真志喜の父親の失踪が意外なところで顕在化する...続きを読む
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