ボヴァリー夫人

ボヴァリー夫人

小説・文芸
814円 (税込)

4pt

田舎医者ボヴァリーの美しい妻エマが、凡庸な夫との単調な生活に死ぬほど退屈し、生れつきの恋を恋する空想癖から、情熱にかられて虚栄と不倫を重ね、ついに身を滅ぼすにいたる悲劇。厳正な客観描写をもって分析表現し、リアリズム文学の旗印となった名作である。本書が風俗壊乱のかどで起訴され、法廷に立った作者が「ボヴァリー夫人は私だ」と言ったのは、あまりにも有名である。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    ボヴァリー夫人
  • タイトルID
    :
    211984
  • 電子版発売日
    :
    2013年06月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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ボヴァリー夫人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    古典なので当然ですが、話の筋は実に古典的な不倫モノです。しかし精緻で目の前に情景を広げさせ、人物を浮かび上がらせる描写が光ります。恋する乙女のまま妻となり、結婚の理想と現実の落差と凡庸な夫に苛立ちを覚え、背徳に身を崩す作中のエマが実に人として最低で、実体のある生々しい存在感を放ちます。今では凡庸といえる筋書きでも文章で読者を離さない作者(翻訳者も含めて)のテクニックに驚くばかり。好きか嫌いかではなく、凄いと感じる作品でした。趣味で小説を書く人はもちろん、読むだけの人でも一度触れておいて損はないと思います。

    1
    2012年11月16日

    Posted by ブクログ

    よく思うのですが、女性が妻となり、家庭を守るという行為は、外に出て荒波にもまれながら、家庭を同じく守る夫とは対照的な苦痛があると思うのです。
    さまざまな変化を社会という人ごみの中で体験する変化への苦痛と戦う夫と。
    何も変化が無く、単調な家事を繰り返し、黙殺されそうになっている妻。
    対極に居るから「だから男は」「だから女は」と、口論が絶えないんだと思います。
    まあ、根本はそういう所が男女の相いれない原因の一つなのでしょうが、最終的には人間的な性格の問題ですよね。

    大げさにそんな事を言っておいてなんですが、エマは私と違って、外界からの刺激を好む女性で、生活に圧迫されて年をとっていくのが耐えきれない、旅人気質を持っていました。
    だからこその不倫と発狂、自己中心的な自分の理想とする世界を、現実に花開く事が出来ない事へのジレンマは、まるで子供がだだをこねているように見えました。
    時代が違うので、その時の時代の習慣や、当たり前の事を私はよく理解していないのですが、あまりにもシャルルがいい夫でいたので、エマのその自由奔放な生き方が更に浮き彫りになってしまっているように思えるのです。

    やっぱり、死んだ後に、残された人の気持ちを考えるっていうのは難しいんでしょうね。特にエマなんて、絶対にかんがえる暇も、機会も全て死ぬ直前に花火のように、気まぐれに光って後は消えてしまう。
    シャルルの魂を、エマが自ら滅ぼした手でつかんで、引きずり上げてしまい、娘一人が生きる事になりましたが…
    どうか頑張って生きて欲しいです。
    自分自身だけではなく、自分を大切に思っている人も不幸にしたエマ。
    誰かを思う事は、誰かの為に痛みを我慢し、耐える事が必要なんだと思いました。

    0
    2012年01月14日

    Posted by ブクログ

    私ってなんであんな駄目な男と付き合ってしまったのかしら…
    そんな事を考えているそこの奥様!これを読めばエマを共感出来るはず!
    夢見がちなエマが一つの結婚の間違いから転落人生を追ってゆく
    妄想はいいけれどホドホドに。
    素敵なラブロマンスなんてないのさと乙女の夢をぶち壊す作品です
    原語は文章が綺麗で女の子ファンが多いです。
    きっと皆エマと同じ境遇に居たんだろうね

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    フロベールの他の本読まないといけないですよね。これしか読んだことないから…。感情教育とか、紋切型辞典とか…。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    理想と現実の格差によって人生が破滅する物語。
    理想と現実の差は誰しもがもつ。どう生きれば幸福になるのか。重いテーマだな。
    初めて読むフローベール。その描写が圧巻!
    こういうのはやはり原書で読みたくなるね。読めないけど。

    0
    2025年12月16日

    Posted by ブクログ

    想像したよりもずっと楽しんで読めた。
    エマはゾラのナナのような根っからの奔放な女性では無かったように思う。では誰が犯人か?夫であるボヴァリー医師その人だろう。社会的に高い立場にいながら(この職を得ることが出来たのも母のお陰なのだが)、誰からも尊敬をえられず、その自らの立場にも気づかず、何とか起死回生を狙った手術のただ一回の失敗に自信を無くし、あげくに最後まで妻の不満や不貞にも気づかない愚鈍さ。エマは結婚という契約に縛られながら、自分を決して満たすことのない夫から離れ、女としての憧れや夢を外の愛人達に求める。結果、期待は裏切られ、最後には自滅へと至る。無知と田舎者特有の富や贅沢への憧れ故に悲劇的な最後を迎えざるを得なかったエマだが、決して彼女のせいだけでなく、彼女を取り巻く男達のだらしなさが彼女を追い詰めたのかもしれない。

    0
    2014年09月02日

    Posted by ブクログ

    面白かったー!

    話の内容としては美人な妻が夫とのありきたりな生活に飽きてしまい、不倫を繰り返すと言う
    単純なお話なのですが、もう描写が凄い!

    細かくて丁寧で、それでいて飽きない。
    長く読まれている理由がわかります。

    ボヴァリー氏、滑稽ではあるけど、愛すべき人だと私は思うけどなぁー。

    0
    2013年07月28日

    Posted by ブクログ

    いいひとなんだけどすごくつまらない人っている。
    善良すぎて毒気がないというか。
    そういうひとと結婚したら退屈だろう。
    エマのように、刺激が欲しくなって、
    異常な量の贅沢な買い物に走ったり、
    舞踏会に繰り出したり、不倫愛に狂ったり。
    そういう気持ちもわからないではない。

    けれど人生のほとんどは舞踏会とか熱い恋愛で
    構成されているわけではなく、
    生活で構成されているわけであって。
    その生活を人々は愛し、あたたかな気持ちを持つ。
    そういう気持ちがわからないと
    ずっと現実逃避を続けることになるのかなと思った。

    でもエマは逃避しきって終わったから
    それはそれでいいかと思う。
    哀しいけれど、一貫性があって、
    やりきった感のある人生。あっぱれ。

    0
    2010年12月16日

    Posted by ブクログ

    エマの人生を一言で表すとすれば、現代の昼メロドラマ。出版当時は風紀上の問題を引き起こしたようだが、不倫も浮気も珍しくない今となっては、内容はそんなにすごいというわけではない。でも、全体的に綺麗なのと、本能の赴くままに突き進むのは少しばかりうらやましい。

    0
    2010年04月03日

    Posted by ブクログ

    昼ドラ好きにオススメ。学校の講義で読まされた本ですが、当時流行ってた『真珠夫人』思い出しました。

    結局、一番おいしいのは薬剤師。

    0
    2009年10月04日

ボヴァリー夫人 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    ボヴァリー夫人
  • タイトルID
    :
    211984
  • 電子版発売日
    :
    2013年06月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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