ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
手がかりは、犯人が現場に残したかすかな匂い。イヌの嗅覚をもつ片桐稔は、異次元の世界に少しずつ適応しながら犯人に迫るが……。手口が似た連続怪奇殺人事件が起きるなか、失踪したバンド仲間と犯人に意外な接点が! 2001年度の「このミステリーがすごい!」第4位に撰ばれた愛と感動の超大作ミステリー。
アプリ試し読みはこちら
1~2件目 / 2件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
犬とか動物はこんな感じで毎日を生きてるのかなって 少しながら体感できた気がする。 人体の不思議がテーマなのにあんまりそんな感じがしない、SFと現実のミステリーがうまく重なってて良かった。 上巻下巻と長かったけどあっという間でした。
何が凄いって匂いが視える能力に全然違和感がなくなってたこと。それは膨大なページ数を割いて描写しているからだけど、面白いからスラスラ読めちゃう圧倒的な読みやすさでカバー。作家の力を感じる。「ラバーソウル」に続いて当たりでした。
時間かかっちゃったな。読み始めると面白くて、サクサク読めるんだけど、最近は読むまでが時間かかっちゃうんだよね。読むと睡魔に負ける… ミノルのような嗅覚があったら、どんな世界なんだろうと思いながら読んだよ。
やっぱり井上夢人おもしろい!!お気に入り作家さんが久しぶりに増えました。 特にこの作品は着眼点が凄すぎて、本当に引き込まれました。どの作品にもある少しの狂気と非現実的なキャラクターはそのままに、スピード感と伏線の作り方が見事。もっともっと注目されても良いのになぁ。ちょっとマニアック過ぎるのかな〜(笑...続きを読む)
厚さを感じさせない面白さである。 『funny』では無く『interesting』な面白さである。 殺人犯に頭部を殴打され、昏睡から目覚めてみるとイヌ並の嗅覚を獲得していた主人公・片桐。今作は類稀な嗅覚を持つに至った彼が、その能力を生かして姉を殺した殺人鬼を追い詰めるミステリィなのである。 ...続きを読む匂いが「見える」程の嗅覚である。 「パンの匂いが分かる」のではなく「パンを構成する匂いを解読出来る」のである。 まるで宝石の様な輝きを見せる嗅覚の世界の描写は本当に美しい。私も風を見てみたいものである。 ミステリィとしてはかなり変則的である。 常人を超えた能力を持つ主人公だから作法あれこれを論じても仕方が無いだろう。しかしながら、本の中の「ルール」の説得力が格別である。 『嗅覚探偵』に何が出来て、何が出来ないのかを分かりやすい比喩とともにスラリと解説してくれる。ルールが明確だからこそ、ミステリィとしては一見ありふれた設定の事件を一気に読ませる勢いを生むのである。 また、登場人物が非常に魅力的。 片桐とその彼女マミの関係性がかなり好きなのである。青春の終わりの素敵な恋愛なのである。 片桐と世界を共有する事が出来なかくなってしまったマミが最後に漏らす一言が、どこか破滅的な印象漂う物語に爽やかな救いを齎してくれた様に私は感じたのである。
昼間に自分のバンドの曲が入った、完成したCDを聞かせようと訪れた結婚してた姉の家。呼んだのだが、誰も出ない。玄関は、鍵がかかって無く扉を開けると奥からうめき声が・・。うめき声を追って二階の寝室に行くと姉が全裸でベットに縛られてた。助けようとしたのだが、突然後ろから殴られ意識を失う・・。 意識が戻っ...続きを読むたのは、病院の病室。聞いてみると脳内に大量の出血をしていて、血を抜く手術をしたと言う。意識を取り戻すのに一ヵ月。そして、目の前の光景が変わってた。匂いが見えるのだ。匂いは、クラゲのように漂っていて美しい光景に魅了される。 姉は、あの後血を抜かれ殺された。バンドの仲間も行方不明だと言う。 自分に起こった事に戸惑いながら、犬以上の嗅覚を使い姉の死・仲間の行方不明の事件を追い求める・・。自分の嗅覚を調べながら、事件の真相にせまる。彼が辿り着いた真相とは・・。 井上夢人が送る、不思議な世界です。このミステリーが凄い(2001年)第4位の作品です。これは、面白いですねもし、読んでなければ、読むのもいいかもです井上夢人の世界に浸かってみませんか?
臭いが見えたらどうなるか?そんな世界を井上夢人が描きます。ストーリー展開、臭いが視覚化していく描写、全てが有機的に絡み合い、素晴らしい物語世界を紡ぎ出しています。お奨め!
進化と退化の本来なら何世代にも渡るゆるりとした変化を、1個の人間の短い時間で見た気がしたし、やはり適応能力が高いという事は不要な機能の取捨選択が早いという事なんだろうな。それがいいのか悪いのか何も分からないけれど。
ハラハラドキドキで一気読み。「彼」の動機がいまいち掴み切れず、あっけなくさらっと終わってしまったなと思ったけど、段々追い詰めていくのは緊迫感があって面白かった。 下巻ホーリュー、全然出てこなかったな。ミッキー、無念。。
ストーリはワリとサラッとしてるけど、匂いの視覚化にハマッて一気読み。犯人の動機とか異常性が何故だかイマイチだったけど、匂いをたどって追い詰めていくとこはドキドキした。 ミノルとマミの関係が良いね◎
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
オルファクトグラム
新刊情報をお知らせします。
井上夢人
フォロー機能について
「講談社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
ラバー・ソウル
プラスティック
風が吹いたら桶屋がもうかる
あくむ
あわせ鏡に飛び込んで
炎上屋尊徳 平成ストライク(分冊版)
試し読み
おかしな二人
オルファクトグラム(上下合本)
「井上夢人」のこれもおすすめ一覧へ
▲オルファクトグラム(下) ページトップヘ