海を見に行こう

海を見に行こう

440円 (税込)

2pt

同棲していた彼氏とケンカして、家出した茜。民宿を経営する叔父夫婦のもとに転がり込むが、そこはラブホテルに替わっていて……(「海風」)。結婚して10年。ずっとうまくいっていた妻との間に、大きな悩みを抱えてしまった航。久しぶりに戻った故郷で、昔傷つけてしまった女性と再会し――(表題作)。海辺の街を舞台に、人生に迷い立ち止まる6人の男女の再生を描く、ほろ苦くも心温まる小説集。

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海を見に行こう のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年03月30日

    海辺にふさわしく、さわやかに、でも切ない話でまとめられた連作短編です。
    旅立ちの時期にもぴったりかもしれません。海を見に行きたくなりました。

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    Posted by ブクログ 2018年11月11日

    同じ海の街が舞台で繋がった短編集です。ゆるやかに連作となっています。6作品あり、基本は恋愛小説な感じですが、最後の表題作が家族の物語で胸がじわっと熱くなりました。どのお話も良いです。

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    Posted by ブクログ 2015年08月30日

    タイトルからもっと爽やかな内容を想像していたけれど、カラッとした太陽の下の海ではなく、どんよりした天気の中の海という雰囲気。
    連短編の最後、「海に見に行こう」がすごくグッときて、泣けた。
    わたしも海を見に行きたいなあ。

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    Posted by ブクログ 2013年06月10日

    飛鳥井さんの小説で始めて短編集を読みました。
    私は短編より、中身がごってりと詰まってる長編の方が好きなのですが、さすが飛鳥井さんの、お話。
    短編6作品とも全部味があって詰まった内容で感動して泣きそうでした。
    本当に飛鳥井さんの作品大好きです!

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    Posted by ブクログ 2022年06月08日

    海(鎌倉?)を舞台にした短編集。
    哀しいけど落ち着いてて、しんみり読めた。
    みんなどうにもできない悩みを抱えてて、その中でも小さな希望を見つけて生きる。
    読んでるうちに励まされる小説だった。

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    Posted by ブクログ 2018年10月28日

    海を舞台に6篇の短編からなる1冊

    〜海風〜

    ひょんなことで彼氏とけんかをし、家を飛び出してしまう主人公、茜
    彼氏は、追いかけてきたり、電話してくるのかと携帯を何度も見るが連絡はない・・

    電車は、どんどん進み、子供のころ遊びに行った海辺で民宿を経営していた叔父夫婦の最寄駅に・・

    歩きながら、場...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年11月15日

    大きな不満はないけれどなんだかなぁっていう気分のとき、分かち合えるような主人公たちに安心する。
    ただ「笑う光」「海のせい」は読んでいて気持ち悪くなってしまった。
    それ以外は大好きです。

    0

    Posted by ブクログ 2015年08月21日

    それぞれの短編集と海の様々な一面をマッチさせた、とても面白い作品だった。少し人間の歪んだ一面も描かれていて、興味深かった。

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    Posted by ブクログ 2013年09月19日

    あすかいさんの、海にまつわる短編集。
    表紙が私の大好きないくえみさんなのです。

    「海風」
    親戚の夫婦がしていた民宿がラブホテルになっていた。
    「こんなはずじゃなかった。けど、生きてゆくためには。」
    現実ってやっぱりそうかな。。と、へこむでもなく思えるはなし。

    「笑う光」
    街灯の光を指さして「なん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年07月04日

    すっごくドラマティックというわけでもないだけに現実味があって、細かい心理描写がいいなと思う。

    最後の話が良かった。

    0

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