人はひとりで死ぬ―「無縁社会」を生きるために

人はひとりで死ぬ―「無縁社会」を生きるために

628円 (税込)

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世のあらゆる縁を失い、孤独な死を迎える……「無縁死」することへの不安がいま広がっている。だが、昔のような「有縁社会」を取り戻したり、政府の対策を拡充すればこの問題は解決するだろうか。我々が自由を求める果てに到来した「無縁社会」。そこで、一人一人が十分に生き、そして死んでいくために見すえるべき真実とは何か。

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人はひとりで死ぬ―「無縁社会」を生きるために のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年12月16日

    島田裕巳「人はひとりで死ぬ」読んだ。昨今無縁社会という言葉を耳にし、人々は無縁に対して恐怖を抱く。しかし、無縁社会は人々がそれを望んだのではないか。高度成長期、村の寄合(有縁社会)からの脱却が無縁社会を招いた。サラリーマンとしての生き方が子、孫に無縁社会を強いているのではないか。

    特に第六章がしっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年09月27日

    以前読んだ「無縁社会」に対しての一意見として読んだ一冊。無縁であることの危険性の裏側には、有縁から都会に逃れてきた歴史があり、手に入れた自由が無縁だったならそれもいいのでは、という著者の考え方にも確かに一理あると思いました。また、田舎での有縁社会を持ち込んだサラリーマン社会と、それを見てきた第1世代...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月28日

    宗教を専門とする筆者が一人で死ぬことは、悪くない、長生きをして死ぬまで生きられれば良いとしながら、なぜ無縁社会となったかについて述べている。
    無縁社会以前の有縁社会は稲作が大きく関係し、お互いに助け合わざるを得ない状況があった。冠婚葬祭も大きな役割を果たす。
    日本人は海外に移住した際に信仰を持ってい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年04月05日

    「無縁死」することへの不安に対して、自由と豊かさを求めた果てに到来したのが「無縁社会」だと説く。

    痴呆により長期間家族の介護を受けみとられて死ぬのと、孤独死・無縁死するのと、どちらが尊厳ある死か?と問いかける。

    「無縁社会」と「有縁社会」のどちらを選ぶのか?

    村社会から、企業社会へ、

    「冠婚...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年07月18日

    無縁社会は、我々が望んで作った訳ではないが、結果敵には出来上ってしまったのだが、、!(◎_◎;)
    人は関わり合って生きていたい、うーん、いや仮面かも(笑)
    社会制度が悪い訳では無い。
    しかし、肉体は借り物、しんだ状況だけではないと思う。いつ死を迎えるかわからないから、たえず悔いのない時間過ごしたい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年03月18日

    NHKが「無縁社会」をことさら問題視し番組で取り上げたときに、反射的に違和感を持った(番組の大越キャスターと青山キャスターはお気に入りだけど)。いささか単純化しているかもしれないが、無縁とは自由を求めるための代償というようなものでもある。著者が述べているように、網野善彦が世に問うた『無縁・公界・楽』...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月18日

    無縁社会はメディアが報じているような、強い寂寥感を伴うものとは必ずしも言えない。に賛成。

    地方の村社会にあるような、有縁社会のしがらみよりは、都会の干渉しない生活の方がいいなーと思った。

    孤独であるということは、縛られないということ。

    途中読みにくくて、流し読みしたが、新興宗教がなぜ広がって行...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年12月05日

    孤独死について、ただ悲観的に考えるのではなく、冷静に、客観的に捉えた本。孤独死孤独死と騒がれているけれど、そんな社会を作ったのは自分たちなのだと胸に刺さる。

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    Posted by ブクログ 2011年01月15日

     日本を代表する宗教学者による「無縁社会本」。「なぜ日本は無縁社会に到達したのか」「本当に有縁社会は良いものか」「そもそも、本当に現代社会は無縁社会」なのか、といった根本的なものについて言及している。村社会における葬儀・法事を例に挙げたり、高度経済成長期の新宗教の役割について述べたり、著者の宗教学者...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年02月04日

    その時代、私たちはまぎれもなく無縁を求めていた。無縁になることは束縛から解放されることであり、自由な暮らしを実現するための基本的な条件であった。現在の無縁社会の議論のなかでは、こうした側面が忘れられている。

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