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Posted by ブクログ 2013年10月20日
本書に描かれた20世紀を代表する大指揮者フルトヴェングラー、チェリビダッケ、カラヤンが繰り広げる三つ巴の戦いは、「仁義なき戦い ── ベルリン・フィル編」とでも名づけたくなるほどの生々しさと妄執に満ちている。
ヘーゲルはかつて「悪をも為しえる人間にしてはじめて善をも為すことができる」と述べたが、...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
すごく読み応えのある1冊でした。
芸術の裏にこんな昼ドラ顔負けの人間ドラマが繰り広げられていたんだなぁと実感。
音楽がナチスにどのように利用されていたのか。
そこに関わる人達の思惑が交錯する様子が良く分かる。
巨匠と呼ばれようと1人の人間。
フルトヴェングラーもカラヤンもチェリビダッケも凄く人間味が...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
本屋で見つけた瞬間に読もうと思った本。クラシックを齧っていながら指揮者には全然こだわりがなかったんですが、読んでドイツ指揮者の時代の流れがよく分かりました。まずそもそも第二次世界大戦のヒトラー統治下のドイツで、政治に利用されながらも活動を続けていたという事実に驚き。カラヤンとフルトヴェングラーなんて...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
世界最高峰のオーケストラ「ベルリン・フィル」を巡る新旧帝王の争い。 今まであまり知られていなかった「第3代常任指揮者フルトヴェングラー」〜「第4代常任指揮者カラヤン(帝王)」へのバトンタッチを”ナチス”に悩まされ(時には利用し)魑魅魍魎の世界にて繰り広げられた権力闘争を克明に描く大作。 ハマります・...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月05日
カラヤンは超有名なので誰でも知ってますよね。
フルトヴェングラーはベルリン・フィルハーモニック管弦楽団をカラヤンに引き継いだ
史上最大の指揮者ともいわれています。
ナチス政権時代にはすでにして大指揮者であったフルトヴェングラー。
ヒトラーが大のワーグナー・ベートヴェン好きであったためナチ政権の宣伝...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月31日
世界最高のオーケストラとして名高いベルリン・フィルに、そしてヨーロッパ音楽界に君臨した二人の指揮者、フルトヴェングラーとカラヤン。彼らの紡ぎ出す美しい音楽とは対照的な、どろどろとした人間模様、時代に翻弄される音楽の現実が、生々しく語られます。
ナチスが政権に就いた1933年以降、ドイツの音楽家たち...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
カラヤンは知ってても、フルトヴェングラーを知らない人も大分増えてきました。チェリビダッケは一部のマニアの中に封じ込められた感があります。
昔、アマデウスという映画の中でサリエリとモーツァルトの2人が折りなす権力と嫉妬のドラマを覚えているでしょうか? これは、3人の巨匠・天才が権力・嫉妬・軽蔑・尊敬...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
カラヤン指揮ベルリン・フィルのCDは、誰もが一枚ぐらい持っているはず。R.シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」は私の愛聴版の一つになっている。
この本はベルリン・フィル四代目の首席指揮者をめぐる抗争の物語である。三代目指揮者として名声を博した巨匠フルトヴェングラーが、その座を脅かす新進気鋭のカラヤ...続きを読む
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