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『氷点』当選から約10年間の愛を育み、病と闘い、信仰に生きた作家の軌跡を描いた自伝的小説。 1964年『氷点』で新聞の懸賞小説に当選し、旭川で雑貨店を営む一人の主婦の生活は激変した。授賞式、夫の退職、取材旅行、予期せぬ来訪者たち、秘書のこと、弟の死、新しい教会堂の設立など、文筆生活に入って約10年間のさまざまなできごとを通し、愛を育み、病と闘い、信仰に生きた作家の軌跡を描いた自伝的小説。 「三浦綾子電子全集」付録として、病気との共存について語った一文を収録!
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Posted by ブクログ
自伝を書くのは難しいと思う。どうしても良いところばかり書きたくなるものではないかと。この作品もそういう面があるのかもしれないけど、著名な作品が書かれた背景がわかって、改めて「氷点」「塩狩峠」「ひつじが丘」あたりを読んでみたいと思った
氷点以来、三浦綾子さん読みました。こちらは自伝ですが、ご夫婦ともに敬虔なキリスト信者で自伝である本作も宗教色は強い。氷点はじめ塩狩峠等、映画・ドラマ化されてるようで、他の作品も読んでみたくなりました。旭川の記念館にもいつか行ってみたい。
「あんたね牙を失ってはいかんよ。」(福田豊四郎画伯)牙とは人間が持つべき節操であろう。 「アイヌ女性の傷ついた心の奥まで旅をしていただきたい。」 彼女は自分の鏡が曇っていることに気付くと,それを自ら磨くことができる。それも瞬時に自分の涙をもって。
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