大津中2いじめ自殺 学校はなぜ目を背けたのか

大津中2いじめ自殺 学校はなぜ目を背けたのか

720円 (税込)

3pt

4.3

絶対先生とかも気づいていたと思う。いじめはなかったと会見開く前に真実を知るべき、知らせるべき。大人のエゴのせいでみんな傷ついた。いい加減隠さず話してほしい(全校生徒アンケートより抜粋)。子どもたちは知っていた……。「自殺の練習をさせられていた」――生徒たちの埋もれかけていた証言から事件は発覚した。いじめと自殺の因果関係を認めず、調査を打ち切った市教委の対応は、社会問題となった。事務作業や保護者対応に忙殺される教師たち。連携さえとれない現状で、はたして子どもの異変を察知することはできるのか。子ども1人に孤独を背負わせる世の中であっていいのか。私たちはいま、彼らのために何ができるのか――。大津支局記者のスクープで疋田桂一郎賞受賞。全国25紙以上に掲載され大反響となった3部にわたる連載記事をもとに、この事件の真相、そして悩ましき、いじめの構造に迫る。全校生徒アンケートの一部を本書に収録。

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大津中2いじめ自殺 学校はなぜ目を背けたのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    悲しくつらいことですが、直視しないわけにはいかない。
    詳細な調査に基づき、いじめについて今わかっていることをよくまとめられていると思う。ここから学ぶこと、考えさせられることがたくさんある。巻末には全校生に実施されたアンケートの回答が掲載され、子どもたちの生の声にふれることができる。

    学校も社会も、

    0
    2020年02月01日

    Posted by ブクログ

    子どもたちのあいだには、いじめも含めていろんなことが起きます。ですが、私一人ではすべてのことに気づくことはできません。ぜひ保護者の方の力を貸してください。気になることは遠慮なく話してください。
    そういう謙虚な姿勢を忘れないこと。

    繋がりが弱くなっている。繋がりがないから、相手のことを気にしなくなる

    0
    2018年06月30日

    Posted by ブクログ

    この本、2011年の「大津市中2いじめ自殺」について調査しただけの本ではなかったです。
    家族から、学校側から、行政から、第三者委員会からこの2011年の自殺事件を考える。大津の事件の内容は本全体の半分くらいでした。
    この自殺事件は決して特殊な事件ではないことが、この本を読むとわかります。文部科学省の

    0
    2015年09月09日

    Posted by ブクログ

    いじめられている子を見て見ぬふりをしているのは、いじめていること同じだ。そんなことを誰かが言っているのを思い出した。私が中学の頃はいじめで自殺をすることがニュースになるようなことはなかったように思う。確かにいじめは学校に存在していたし、私もそういう状況を目の当たりにして何もできずに見て見ぬふりをして

    0
    2013年09月26日

    Posted by ブクログ

    全体的に視点がぼわっとした感が否めない。
    既読感があるからかも知れない。
    でも「いじめ」を問題視したことは評価したい。

    0
    2013年05月25日

    Posted by ブクログ

    自殺した生徒とその家族、いじめの加害者とその家族、学校の教職員に対してかなり踏み込んだ取材をしていると思う。学校側がもっと組織的に対応していたら、防げたのではないか? 
    巻末に生徒の書いたアンケートの一部が掲載されている。読んでいて心が痛む。

    0
    2013年03月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    チェック項目11箇所。「いじめをしない、させない、見逃さない、許さない学校」とも謳っていた、いじめが起きた際の迅速な対応につなげるための詳細なマニュアルもきちんと備えていた。プロレスごっこ……ある教育学者は「低温やけどみたいに、慣れっこになっていくうちに、気がついたら深く細胞まで侵されていて、あとは

    0
    2013年09月21日

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