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Posted by ブクログ 2018年02月14日
実際に読んでみると、座敷わらしや天狗を紹介しただけの本ではなくて、かの地で伝えられているお話をくまなく聴いて記したものでした。
「迷信でしょ。」
と、おそらく当時も避けて通るところを、聴いたそのまま記したのが「遠野物語」でありそのまま記すところに価値があるのだ、と、理解しました。
また、この本が...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月27日
今、インスピレーションがピピッと来て、荒俣 宏の「帝都物語」という題名は、この「遠野物語」からきているのではないかと気づきました。
違うかな?
「遠野物語」を読むのは、2回目です。
NHKで、「100分で名著」という番組があって、これが最近のお気に入りなんですが、それで取り上げられているのを見て、...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月02日
・遠野の人々は、動物も人間のような感情を持つ畏敬すべき存在、だと考えていました。
雌狼が子供を殺され復習にやってきた時、素手で応じる猟師の話があります。
子供への愛情から襲ってくる狼に対し、武器を持って戦うのは卑怯だと考えて、猟師は自分のワッポロを脱いで腕に巻き狼と対峙しました。その後、狼も猟師も...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月13日
日本民俗学の父と呼ばれる柳田國男先生。
岩手県遠野の民間伝承を採集して
まとめられた「遠野物語」。
日本の原風景を牧歌的に語るのではなく、
昔話のように教訓を含んだもの、
風習や伝説とともに、とりとめのない
世間話のようなものも含まれているのも
口承たるリアルさで面白い。
目に見えない世界が信じ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月11日
一応大学で民俗学を学んでいたので、絶対に一度は読まなくてはと思いつつ、文体を敬遠していました。
妖怪話ばかりかと思っていましたが、遠野に住む人々の生活を書かれているので、全部が妖怪話ではありませんでした。
また同じようなお話もまとめるのではなく、それぞれ書かれているのが、グリム童話初版に通じるものが...続きを読む
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