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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
日本の近代批評の創始者であり、確立者でもある小林秀雄-。
厳しい自己鍛錬を経て記されたその言葉は、没後二十余年の今日なお輝きを増し続け、人生の教師として読む者を導いている。
人間が人間らしく、日本人が日本人らしく生きるためには、人それぞれ何を心がけ、どういう道を歩んでいくべきか。
八十年の生涯の膨大な作品の中から選り抜いた、魂の言葉四百十六。
[ 目次 ]
批評とは竟に己れの夢を懐疑的に語る事ではないのか-24~28歳
君は解るか余計者もこの世に断じて生きねばならぬ-29~31歳
確かなものは覚え込んだものにはない強いられたものにある-32~33歳
広く浅く読書して得られないものが深く狭い読書から得られる-34歳
不安なら不安で不安から得をする算段をしたらいいではないか-35~36歳
誤解されない人間など毒にも薬にもならない-37歳
美しい「花」がある 「花」の美しさという様なものはない-38~43歳
モオツァルトのかなしさは疾走する 涙は追いつけない-44~46歳
人間は憎み合う事によっても協力する-47~48歳
美は信用であるかそうである-49~51歳
見ることは喋ることではない 言葉は眼の邪魔になるものです-52~56歳
考えるとは物と親身に交わる事だ-57~61歳
プライヴァシーなんぞ侵されたって人間の個性は侵されはしない-62~74歳
宣長が求めたものは如何に生くべきかという「道」であった-75~80歳
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
小林秀雄はほんとにいろんな本の中で言及されていて、その中身は毀誉褒貶あるのだけれど、いずれにせよ「本読み」としては絶対に読んでいなければいけない作家の1人だとは思う。
とはいえ、なんか僕には敷居が高い気がして、「敬して遠ざける」対象だったんだよね。
それが、なにやら良さげな言葉を集めた「いいとこ取り」の本があるらしいではないか。こりゃ幸い、と飛びついた本。
読後の感想。いやー、素晴らしい。
特に若かりしときの不安な心境とか、死に向かう姿勢とかの感性は共感できるものだったし、何よりレトリックが素晴らしい。これぞ美文、という感じがするし、行間に深遠な真理が滲み出ている感じもする。やるじゃないか、小林秀雄。
と、非常に楽しめたのだけど、留意しておくべきは「深遠な真理を語る」ことと「深遠そうな真理が語られている気がする」こととには、千里の径庭があるということ。
本書を読んだからといって、僕は小林秀雄をそれなりにでも知っている、とはとても言えないことは理解しないといけない。
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