カブトムシとクワガタの最新科学

カブトムシとクワガタの最新科学

814円 (税込)

4pt

4.2

交尾後、邪魔になったメスを投げ飛ばすカブトムシと、覆いかぶさりメスを守り続けるクワガタムシ。綿密な観察の結果、明らかになった全く違う交尾の生態や、“体が大きい方が有利”という生物学の定説を覆す「ミヤマvsノコギリ」の勝敗結果など、雑木林に篭り続けて10年のカブト・クワガタ研究の第一人者が送る、動物行動学入門。

...続きを読む

カブトムシとクワガタの最新科学 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年07月03日

    幼い頃にカブトムシやクワガタを捕まえてワクワクした経験なら、誰しも持っているものだろう。そんな昆虫界ではメジャーな両雄も、研究対象としては非常にマイナーな存在であるそうだ。理由は海外(特に西欧)で、全くと言っていいほど生息していないからである。

    本書は、そんな知っているようで知らない昆虫たちの生態...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月20日

    小中学生にも読めるカブトムシとクワガタの行動生態研究紹介エッセイ。ミヤマVSノコギリの決まり手と勝率や、カブトとクワガタの生殖行動の違い、大型のカブトと小型のカブトの生存戦略の違いなど、直接何かの役に立つとはいえない研究結果がどれも興味深く面白い。それ以上でもそれ以下でもない一冊。

    0

    Posted by ブクログ 2012年08月01日

    カブトムシやクワガタはヨーロッパではまったく身近な存在ではないそうで、世界でも研究はあまり進んでいないそうです。ノコギリクワガタとミヤマクワガタではどっちが強いか(技の種類の違い)とか、カブトムシの角は、喧嘩用というよりは抑止力だったりだとか。この辺は、子ども心が残っていると、なんとなくわかる気もす...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年09月01日

    京大大学院で動物学を学んだ元昆虫少年による一冊。京都の雑木林でのフィールドワークが元になっている。以下はへえーと思ったこと。
    ▽カブトムシやクワガタを愛でるのは日本独自の文化である。欧米の甲虫研究ばフンコロガシなど▽ノコギリクワガタとミヤマクワガタが戦うと上からの刺激に反応できるノコギリが勝つ▽関東...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年06月07日

    最新の生態学の知見から論理だてられたカブトムシ・クワガタムシの研究報告

    平易で臨場感あふれる文章で最後まで一気に読めました。それぞれの摂食や繁殖、闘争といった行動生物学的な実験観察を通して、彼らの生態が明らかにされています。

    また、他の生物学的な著書でも恣意的に記載されるような内容(適応進化の説...続きを読む

    0

カブトムシとクワガタの最新科学 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

メディアファクトリー新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

本郷儀人 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す