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Posted by ブクログ
開発途上国の飢餓と先進国の飽食のギャップ解決に取り組むTFT代表の小暮氏によるソーシャルビジネスの指南書。
マッキンゼーでは解決できなかった問題解決の手法が「Winの累乗」という考え方である。一般的にはよい経営とは企業、世間、顧客3方にとって良い経営といわれることも多いが、本書では以下の5Cそれぞれに対してWinの関係を作ることが大事だと説いている。
・Company(自社の従業員、一緒に働く仲間(ボランティア、プロボノ)
・Customer(消費者、顧客)
・Cooperator(提携・協業者)
・Contributor(出資者)
・Commnunity(一般社会、進出先の国や地域)
この考え方はNPOだけでなく、一般企業もこれからの時代、必要な考え方になることは必須であろう。そして取り組んでいる企業はすでに取り組んでいる。
自分がNPOや企業を立ち上げたり、あるいは転職する際にはぜひ軸にしたい考え方だ。
とても読み応えのある書籍であった。
Posted by ブクログ
20円で世界の飢餓と不満を解決する新しい仕組みTABLE FOR TWOの代表である小暮さんの新刊。
平易な言葉を使い、読者に語りかけるような文調だったので、自分の中に自然と内容が入ってきた。
この本の優れた所は、NPOやNGOなどの非営利組織に限らず、一般企業にも言及しているところ。社会貢献に関する本として終わらずに、ビジネス書にもなっているところ。
その一番の理由は、企業の分析でよく使われるフレームワークの3Cから派生する5Cという考え方で話を展開しているからだと思う。
5C;Winの累乗を実現すべき5つの分野
1.Company: 自社の従業員・一緒に働く仲間
2.Customer: 消費者・顧客
3.Community: 一般社会・進出先の国や地域
4.Contributor: 出資者
5.Cooperator: 提携・協業者
ある活動をする際には、その活動を一緒に行う仲間がやりがいを持って、いきいきとした形で働き、その活動が直接的に消費者や顧客のためになり、かつ、直接的な顧客だけでなくその活動を行う社会や地域にとってもプラスになり、その活動を応援してくれる人達(出資者)も自分たちがその活動に関われていることに対して誇りを持ち、共通のミッションを持つ協業者と協力することで、その活動を更に大きくして、社会に貢献する。
従来の2者間でのWin-Winの関係ではなくて、関わる人達に全てがWinの関係(Winの累乗)になる可能性があることを本書では示唆している。
特に、CompanyとCooperatorの視点が自分にとって為になった。
顧客満足は、自分たちの従業員の犠牲の基に成り立ってはダメだし、一緒に働くのであれば楽しんで働きたい。
そして、同じような活動を行っている相手は戦うべき相手ではなくて、
協力すべき相手。
人の役に立つ、それが真のミッションであれば協力出来るはず。これから、求められる考え方は、生き抜く考えではなく、共存する考え。
自分の仕事についても、常にWinの累乗を意識して働きたい。
今の仕事について考えたい人には、特にお勧め。
Posted by ブクログ
社会をよくしてお金も稼げるしくみのつくりかた
著:小暮 真久
経営の世界では、よく「WinーWin」の関係を創るようなビジネスモデルを考えることが成功のカギと言われる。取引先にも自社にもメリットがあるようなしくみが良いということである。ただそのWinづくりを、一対一の関係の中で、または取引先との関係だけに限定せずに考えようというこの、この本を通じて著者が言いたいことである。
本書の構成は以下の7章から成る。
①なぜ「テーブル・フォー・ツー」は世界規模のインパクトを生み出せたのか
②ケースで考えるWinの作り方
③一緒に働く仲間にWinを作る
④サービスの受け手にWinを作る
⑤コミュニティにWinを作る
⑥出資者にWinを作る
本書は5Cという概念から対ではなく、利害関係者を巻き込んだWinの累乗をつくることで世界的に長年貢献しているNPOである「T・F・T」を軸としてそのメソッドを展開している。
社会課題の解決は、NPOであってもスタートアップ企業であっても大企業であっても中小企業であっても、それを自分たちの立場から取り組むことは可能である。
どれも源泉として存在しているのは、人であり、その人の熱い情熱や想いである。それをどう活かすか、活かし続けるかという観点では、対となるWinではなく、多くの利害関係者である本書でいう5Cという多くを巻き込んだWinの累乗をつくることでそのサイクルはより大きく、より強く回転し、回転し続けることになる。
最初は回る力が必要なそのサイクルもしっかりとした仕組みとしっかりとした初動への対応があれば、それは大きな渦となる。簡単にはいかないものの、誰しもが幸せになり、継続する素晴らしい仕組みをつくるメソッドを知るという点では本書は大いに役に立つ。
Posted by ブクログ
2012年の本とは思えない。
この本にオンラインの文脈を載せれば
今の時代の流れに乗ってると感じた。
winの累乗を実現するための5つのC
1.カンパニー 自社の従業員
2.カスタマー 顧客
3.コミュニティー 一般社会、進出先の国・地域
4.コントリビューター 出資者
5.コーポレーター 提携・協業者
それらの視点を大切にとのこと。
①やっぱり看板屋さん向けのサービスを何かしらで
やっていくのが良いのではと思った。
思いつきだが、初期的にはクラウドファンディングで集めるか?
②顧客のファン化に重点をおく必要を感じた。
ドラッカーと同じだが、顧客の定義はとても重要なのでは無いか。
BtoBでも金額ではない文脈で選ばれる会社にならねば。
③ビジョンの重要性。
事業としてのビジョンが必要なのではと初めて思い出している今日この頃。
そのビジョンを持って、協業を考える必要性。
直近の利益とのバランスが非常に難しいがとても参考になった。
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