葡萄と郷愁

葡萄と郷愁

481円 (税込)

2pt

3.6

1985年10月17日、同じ日の同じ時刻の東京とブダペスト。見えない絆で結ばれた二人の大学生、沢木純子とホルヴァート・アーギ。人生の岐路に立つ二人は、せまりくる決断の時に、どのような選択をするのだろう……。愛とは? 本当のしあわせとは? 幸福への願いに揺れる、若い女性の“生と性”をあたたかく見つめる名篇。

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葡萄と郷愁 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年03月10日

    舞台はブタペストと東京。国境を越え、一見、何のつながりのない女子大生2人の平行したストーリー。東京の女子大生は、将来を約束された未来のエリート大使からのプロポーズで悩み、一方ハンガリーの女子大生は、自国の家族、友人を捨て、豊かな暮らしのできるアメリカへの出発を悩む。

    この本が書かれた1986年はま...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2016年01月26日

    純子とアーギ、全く接点のない2人の女性が主人公。共通しているのはこれからの人生を左右するような電話を待っているということ。
    これ、アーギのパートの必要性がいまひとつ判りませんでした。純子のパートはあの短い話の中に様々な人の人生が垣間見えるようで面白かった。
    打算的な結婚も決して悪いとは思わない。作中...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年08月17日

    日本と外国(ブダペスト)の二つの国に生きる青年たちの物語なのですが、この二つの場面がどこでどう重なるのか、少しサスペンスっぽく読めました。ラストは「何だー」ってなるかもしれませんが後味は意外とすっきりしますよ。

    0

    Posted by ブクログ 2010年11月09日

    文章は流石、きれい。

    しかし、二人の女性について
    交互に話を進める必要はあったのだろうか?
    時間軸以外に二者に関連はなく、
    『凝った設定にしてみました』
    という感じしか受けなかった。

    0

    Posted by ブクログ 2010年08月16日

    外交官との結婚を迷いながらきめた主人公。
    好きじゃない男性を、一緒に暮らしながら、少しずつ好きになる。
    女性はまず日々の暮らしに満たされなくてはならないから。
    この作品を読んだ当時は、私もそんなことが簡単にできてしまうと考えていた。
    マスカットを一房くれた幼なじみの男の子。汚い部分を見ても、出会った...続きを読む

    0

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