この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上

748円 (税込)

3pt

数々のスクープを物してきた敏腕編集長、カワバタ。大物政治家Nのスキャンダルを追う彼の前に現れた奇妙なグラビアの女。彼女を抱いた日から、人生は本来の軌道を外れて転がり出す。不敵なまでの強引さと唐突さで物語に差し挟まれる数々の引用。小説が真理に近づく限界を極めた、第22回山本周五郎賞受賞作。(講談社文庫)

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この胸に深々と突き刺さる矢を抜け のシリーズ作品

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  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上
    748円 (税込)
    数々のスクープを物してきた敏腕編集長、カワバタ。大物政治家Nのスキャンダルを追う彼の前に現れた奇妙なグラビアの女。彼女を抱いた日から、人生は本来の軌道を外れて転がり出す。不敵なまでの強引さと唐突さで物語に差し挟まれる数々の引用。小説が真理に近づく限界を極めた、第22回山本周五郎賞受賞作。(講談社文庫)
  • この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 下
    770円 (税込)
    カワバタは胃ガンであった。手術の直後から、数年前に死んだ息子が自分をどこかに導こうとする囁きが聞こえ出す。格差社会、DV、売春――思索はどこまでも広がり、深まり、それが死の準備などではなく、新たな生の発見へとつながってゆく。発表されるや各メディアから嵐のような絶賛を浴びた、衝撃の書。(講談社文庫)

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この胸に深々と突き刺さる矢を抜け 上 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年01月31日

    とても変わった小説。この世の中はVirtualなのかRealなのか? 直接は見ることもない貧しく恵まれない人に心を寄せる。何となく引き込まれる。

    0

    Posted by ブクログ 2017年12月31日

    (オーディオブックにて)
    こんな小説初めて。主人公の内面を中心に物語が展開する。
    頭の中で様々な思いや考えが文字として記録されているような。
    ストーリー自体はよくある小説なのだろけど、人間の思考ってこんな感じ、と自分でも思う。
    経済の話や哲学に脱線をするが、それも人の思考の中にあることだと思うし、(...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年03月18日

    社会のシステムや人間が生きることについて考えさせられるが、答えがまったく見えない。思考すればするほど、わけがわからなくなる。結局答えなんてないのか。

    カワバタが今後どのようになっていくのかとても気になる。

    0

    Posted by ブクログ 2012年03月16日

    山本周五郎賞を受賞したかどうかは、
    然程重要なことではないと思う。

    冒頭の描写はなんとも過激だけれども、
    主人公の語り口はとてもシニカルで刺激に満ちている。

    週刊誌の編集長という設定ではあるが、
    著者の経歴からして、ある程度、自己を投影したうえで、
    描いているのではあるまいか。

    人間という存在...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年03月04日

    面白い!白石さんの本は色んなことを考えるきっかけになる。最初に読んだのは、僕の中の壊れていない部分やったけど、やっぱり悩んでる(?)ところとか似通ってるなと思う。「家族」に対する考え方も。人の考えてることって面白いなぁ。

    0

    Posted by ブクログ 2019年07月17日

    予想と違うスタート。権力をほしいままにしてグラドルを抱く悪徳編集者かと思いきや、違う側面も次々に出てくる。そして登場人物の名前がカタカナ表記だったり(人物名が覚えにくかった)、やたらと出てくる引用文。これは小論文崩れの読み物?と思ったけれど、ちゃんと小説だった。
    出版社内の権力闘争や、自分の妻との簡...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年08月26日

    新たな遭遇だな。

    こんな小説読んだことないよ。

    作者は理屈っぽい性格なんだろう(笑)
    でも、男の読者はそれがハマるかも。

    唐突な引用に戸惑うが
    何故か引き込まれる。

    でも、勉強になったな(^^)/

    0

    Posted by ブクログ 2014年06月23日

    貧困格差なんて絶対に無くならないと薄々分かってはいたが決定づけられた気がした。芸能人が1本百万~千万単位のギャラをもらったり、スポーツ選手の年収が億単位であったり馬鹿げていると言われれば、その通りので読んでいて腹が立ってきた。TVで下らない発言しかしない芸人と朝から晩まで毎日コツコツと仕事をしている...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年02月26日

    人の在り方、社会の在り方、心の在り方が、現実の社会問題や事件、史実の引用とともに主人公を中心に描かれる。

    白石さんの本はどれを読んでも個人的に好き。世界観も、文体も。
    まだ上巻のみなので下巻が楽しみ。

    0

    Posted by ブクログ 2012年05月18日

    このひとやっぱりすごいひと。


    かなり主張つよい。経済、市場、政治など。

    そして神と、過去と未来。



    僕たちは今の中にしか生きられない。歴史の中に僕たちはもうどこにもいないのだ。

    0

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