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出光は、金を儲けようと出立したものではない――出光興産の創業者・出光佐三は、若くして黎明期の石油業に飛び込み、苦闘を重ねて大陸まで拡大した会社資産を、敗戦ですべて喪失。だが「社員は家族である」と語り、一人もクビを切らず、占領下の日本で国際石油メジャーを相手にあらゆる圧力を跳ね除け、独立自尊を貫いた。とくに1953年(昭和28年)の「日章丸事件」では、英国に海峡封鎖されたイランから石油の直接買い付けに成功、世界を驚嘆させた。「尊重すべき人間は、愛の手で育つ」「少数精鋭主義を唱えて、できの悪いものを首切るのは、真の少数精鋭ではなく、利己主義である」「働いて、自分に薄く、その余力をもって人のために尽くせ」など、命をかけて時代と戦った経営者の信念と実践からにじみ出た言葉は、時代を超えて読む者の胸を打つ。解説は、ベストセラー『海賊とよばれた男』で出光佐三をモデルとし、感涙の物語を紡いだ百田尚樹氏。
...続きを読むPosted by ブクログ 2015年03月21日
『海賊とよばれた男』百田尚樹著が面白かったので、政治家名はそのまま本物が使われてたけど、ご本人の言葉や実際の会社名、人物名が知りたくなって…。
あの会社が意地悪してたのかぁ!などなど、出光ワールドに完全にドはまりましたw
「次に転職考えるなら出光だなぁ」とか、妄想も楽しい♪w
まぁ、あまりのス...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月27日
『海賊とよばれた男』の主人公・国岡鐵造のモデルとなった人物、
出光興産の創始者、出光佐三氏についての一冊。
タイトルには「語録」とありますが、発せられた状況も一緒に描かれています。
それだけに、足跡を追体験できるような感覚にも包まれました。
「生産者と消費者の中間に立って、これを直結して双方の...続きを読む
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