無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
大人気敏腕ライター『中田ろみ子』登場!!
ペチペチペチペチ。
いつもなら気にも留めないキータッチの音が、今は耳にうっとうしいほどまとわりついてくる。自分が神経質なのは知ってるけど理由はそうじゃない。
二人の年上の女性に挟まれて、その真ん中でずっと沈黙に耐え続けているせいだ。
株式会社ソフトマシーン。その事務所の片隅にある本来なら一人で作業するその中に、三人の人間が肩を並べてる。右に、平栗さん。左に、中田先生。いったいどういう罰ゲームだろう。
しまった、と思っておそるおそる中田先生の方に振り向く。――ほんのちょっと半目になるだけで、人の表情ってこんなにも冷たくなるんだ。そんなふうに、じとーっと中田先生は僕を見ていた。
「チッ……ろみ子からの質問。それは『あっ、また美しい中田先生がうるせーこと言いそう』の『あっ』? 『あったまくんなあ、いちいちこの美しい中田先生ったら小姑みたいによう』の『あっ』?」
ところで選択肢が二つあってどっちにも地雷が埋まってるのが見え見えなとき、人はどうしたらいいんだろう。
僕が、中田先生、そして平栗さんまでも巻き込み、シナリオリテイクをしている理由とは!?お仕事モード全開の第二巻!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2013年07月28日
興味深いし微笑ましいし泣けるエピソードもあるのだけれど、取って付けたような記憶が失われるという設定も含め、迷走している巻。表紙・帯に出てくる中田ろみ子は完全なる咬ませ犬で、本文中の出番は少ない。忍を主人公にするため、おっさんの消滅になんとか辻褄を合わせた巻に思える。ソフトマシーンの女性らの登場シーン...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。