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Posted by ブクログ
葉室麟さんの作品は大好きなのですが、この作品は読みにくかった~!
クリスチャンネームが山ほど出てくるのでそのたびにこの人は誰だったっけなあ、になってページを元に戻る。
信長から家康まで、戦乱の世の中の裏では日本をクリスチャンの世界にするという思いと動きがあったとする考察がこの作品の軸になっている。
いつ果てるかもわからない戦乱の世を、未来永劫平和な国にしたいという純粋な思いが天下人をも挿げ替えようとする膨大な計画に黒田如水はことごとく関わってくるのだ。
戦国時代の策士、名軍師としての黒田官兵衛のクリスチャンからの思いが伝わる。
教科書で習う日本の歴史の裏にはもしかしたらこのような流れがあったのかと思わせるし、この話だけでなく私たちが常識的に「知っている」と思っている事も実はその裏に流れるストーリーが隠れているかもしれないと心しておくべき。
Posted by ブクログ
「心の底にあるものを見せつけるのが、悪魔なのかもしれませんね」
いとの娘が不干斎に言った言葉。
自分の心の中にある
蓋をしていた黒いもの
その蓋を開けるきっかけを
悪魔がつくる
あとは気がついたら
自分で開けてしまって
もう後戻りができない。
誰にでもそんな経験が
あるような気がする。
今の時代、
そのきっかけをつくる悪魔が
あらゆるところに存在している
それも、
天使の顔をして。
蓋を頑なに閉じる術を身につけておかないと、大変なことになる。
そんなことを最後の最後で
考えさせられた言葉だった。
黒田官兵衛の物語としては
吉川英治の『黒田如水』の方が
読み応えはあったかな。
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