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世界の人々に重大な警告を与えた『成長の限界ローマ・クラブ「人類の危機」レポート』を受け継ぎ、21世紀の警告書として改めて問い直したものです。
『成長の限界』(1972年)では、人類は地球の物理的限界にどのように適応するかという壮大な問いに取り組み、資源枯渇や持続可能性、温室効果ガスの弊害について、世界が真剣に考え始めるきっかけを作りました。
本書『2052』は『成長の限界』から40年が過ぎた今、持続不可能な方向に進んでいる地球に対して、人類がどんなアクションをとっていくのか(あるいはとらないのか)、経済、環境、エネルギー、政治など30以上の分野にわたる世界のキーパーソンの観測を踏まえて、今後の40年間の予測を取りまとめました。
Posted by ブクログ 2015年06月02日
『私の予測は当たるのだろうか?世界は本当に、その気になればやれることをしないほど愚かなのだろうか?
すなわち、今後数十年間に発生する気候変動の問題に備えて、資金と人的資源を事前に投入することはできないのだろうか?残念ながら、私の答えは「できない」だ。
世界は愚かにも、意義のある行動を先延ばしにし...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月17日
1972年ローマ・クラブが公表した「成長の限界」、読んでないが「人は幾何学級数的に増加するが、食料は算術級数的にしか増加しない」というマルサスの人口論がベースなのは何となく知っている。実際にはピークオイルは技術の発展や新しい油田(例えば海底油田)の発見で可採年数が伸び、一方で緑の革命や灌漑面積の増加...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月01日
情報量は多いが論理的であり読みやすい。予測の根拠や方法論が明確化されており大いに参考となる。過去40年間の実績に基づき、今後40年間の我々の社会の先行きを予測する。「成長の限界」で用いられた方法論にもとづいているが、民主主義社会や自由主義社会の意思決定の特性などを踏まえたアレンジがなされている。予測...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月30日
2052年までの将来を予測した本。
色々な部分を予想しているが、前提として
・世界人口は2040年ごろに頭打ちになる
・人類は深刻になる気候変動に対処するための投資を必要とする
の2点を挙げている。
自分は環境・エネルギー問題中心にこのようなことを考える人間であったが、経済や食料など自分の専門外...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月20日
2052年にはどうなっているのかを記し、対策を提言。細かすぎるところ、冗長もあり少し読むのが骨な所もあるが、最後の「あなたは何をすべきか」は具体的かつ一般の私でも出来そうな事で為になる。
【学】
Q.アジアは何をしなければならないのか?
A.自分達を消費へと駆り立てるものを拒絶しなくてはならない。...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月26日
この本では2052年の世界を予測している。温暖化による気候変動と、新興国(特に中国)の成長と先進国の停滞が印象的だった。
最後にこれらの予測に対する著者のアドバイスが書かれていて、気候変動によって自然がなくなるため、子どもには無垢の自然を愛することは教えない方がよいなど、少し皮肉がきいているが面白い...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月08日
2052年。約40年後の世界についてのお話。都市化、人口増、中国の台頭。そして何より温暖化の恐怖について様々な予測をまとめている。
特に温暖化については楽観的な予測はなく、私の孫(できたら)は大丈夫か、真剣に心配になった。
確かに私も含めた今の人の暮らしは、化石燃料をはじめとした過去の財産と、膨大...続きを読む
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