砂の城

砂の城

小説・文芸
781円 (税込)

3pt

青春の浜辺で若者が砂の城を築こうとする。押し寄せる波がそれを砕き、流してゆく……。西は過激派グループに入って射殺され、トシは詐欺漢に身を捧げて刑務所に送られた。しかしふたりとも美しいものを求めて懸命に生きたのだ――スチュワーデスになった泰子は三人いっしょだった島原の碧い海と白い浜を思い浮べる。幸福を夢み、愛を願ってひたむきに生きた若者たちの青春の軌跡。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    砂の城
  • タイトルID
    :
    201058
  • 電子版発売日
    :
    2013年03月01日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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砂の城 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    泰子とトシの生き様が対照的で面白い。トシ視点では、女のある側面の核心をついていると思う。そして「美しいことと善いことを信じられるように」という言葉から反転して「美しいものとは、善いものとは何なのか、我々は何を信じて生きていくのか」という問いを投げかける構造が上手い。おすすめ

    0
    2026年09月08日

    Posted by ブクログ

    1976年作品。著者の作品は5冊か6冊くらいしか読んでないので。多くは語れないのですが、今まで読んだ本は「沈黙」「海と毒薬」「深い河」など。信仰に関する本や重いテーマの作品を書く作家さんと言うイメージがありました。この作品は少し毛色が違います。分けるとすると青春小説でしょうか。ただ、1970年代の若者が描かれています。長崎で生まれ育った若者たちが、自分の信じる美しいものに従い破滅するもの・罪を犯すもの。決して甘い青春小説ではありません。著者の筆力に感服です。文章も美しい。

    0
    2026年03月22日

    Posted by ブクログ


    青春の試練に、人生の難しさ、厳しさを思い、それを重ねるべく努めないといけない。

    若者が夢想と空想のうちに築いていた青春=砂の城は崩れていく。

    0
    2023年01月29日

    Posted by ブクログ

    理想像として描かれる母の青春、醜く歪んだトシの青春、そして疑問や不安を抱えながらも、清く正しくあろうとする泰子の青春。
    青春という浜辺で作るそれぞれの砂の城は波に攫われ消えてしまうけど、たしかにそこにあった。泰子の清らかさに眩しくなりながらも、私もそうありたい、と願う瞬間も幾度となく。

    美しい言葉が多くある本だなという印象だった。

    「夢みたものは ひとつの幸福 ねがったものは ひとつの愛」「負けちゃだめだよ うつくしいものは必ず消えないんだから」「美しいものと、けだかいものへの憧れは失わないでほしいの。」「人間がつくりだす善きことと、美しきことの結集」

    0
    2022年12月18日

    Posted by ブクログ

    壊れゆくことをわかっていて作る砂の城。高校・大学の打算的だけれど甘酸っぱい青春がよく描かれている。大学から就職にかけて社会を知る時期というのは、ある種現実を知って社会に対する夢や希望が壊れる時期でもあると思う。それを感じられる作品。

    0
    2022年05月29日

    Posted by ブクログ

    それぞれの道を歩んでいって交差した時に生まれる悲しみが
    なんとも言えないほど美しかった。
    こんな時代もあったんだなぁ。

    0
    2010年03月21日

    Posted by ブクログ

    読み終わってなんとも言えない気持ち…
    なんで星野なんかに、とか、なんでそんな選択肢を、とかやるせない気持ちに何度も襲われる。
    何よりも背表紙にあの解説はダメ。絶対。

    0
    2026年04月21日

    Posted by ブクログ

    初めての遠藤周作さんの作品。
    昭和の時代を生きた若い女と男の話。
    同じ時間を共有してもいづれはそれぞれの道を歩んでいく。昭和の時代背景を書きながらも自身もどう生きていくのかを考えさせられる作品でした。

    0
    2025年03月08日

    Posted by ブクログ

    遠藤周作の本って大体こういうオチだよな、という予想通りのラストだったけど、良かったです。賢い生き方も、かわいそうな人生も、本人が幸せならいい。全て美しいと感じさせてくれます。

    0
    2024年11月25日

    Posted by ブクログ

    『万葉と沙羅』という作品に登場した本作。
    気になって手に取りました。
    文章が柔らかく綺麗で読みやすかったです。

    高校から短大へ、
    青春時代を過ごす泰子を主人公に、
    周囲の変化や人間関係を描いています。

    個人的に印象に残っているのは、
    冒頭の泰子が16最になった際に届いた亡き母からの手紙です。
    戦争を経験し、自分の愛しい我が子に思いを伝える文面がとても。

    そこから泰子はブレずに成長していくのも個人的には読んでいて安心しました。
    恋をしたり思想をもったり、それぞれが変わっていく中、泰子の自分を見失わない姿が協調され、泰子を羨ましく思いました。
    (私自身はブレブレの人生のため。苦笑)

    そして、物語の途中で登場する星野さんのくず具合にイライラさせられますが笑、いつの時代でもあるあるなのか、このダメな感じは!と思いました。苦笑

    それだけではなく、泰子の母が慕っていた恩智と泰子が偶然出会い、話をする場面はとても印象的でした。
    美しいもの、善いものをいつまでも信じられるようにしたい、と。

    本作は初版が昭和54年ですが、
    まったくそれを感じさせず読みやすく
    テーマも青春でこの時代にもつながっていると思える作品です。

    0
    2024年08月16日

砂の城 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    砂の城
  • タイトルID
    :
    201058
  • 電子版発売日
    :
    2013年03月01日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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