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Posted by ブクログ 2024年04月13日
みなさんには、自分の生き方を変えた1冊はありますか?
ぼくは、子供のころから本を読むのが好きでした
高校生くらいまでは、推理もの、いわるるミステリ、というジャンルのものを手に取ることが多かったです
大学生になり、友達がこの本を勧めてくれました
今まで手にすることがなかった種類の本
読むうちに物語...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月08日
和風「少年の日の思い出」ハードモード
心のなかに罪の意識を抱えながら、変わらぬ日常を送る人々の不気味さが際立つ内容でした。
冒頭の十数ページでそんな罪を抱えながらも変わらぬ日々を送る人々の恐ろしさを感じられるのも本書の魅力でした。また、印象的なのはp144の戸田の独白。
『ぼくはあなた達にもきき...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月14日
・罪の価値観
「俺もお前もこんな時代のこんな医学部にいたから捕虜を解剖しただけや。──(本文より)」
世間の罪というのは、時代によって異なるとだな思った。例えば、平安時代では一夫多妻が当たり前だったが、今は不埒なこととして世間から見られている。
・本文の心情描写
さすが遠藤周作。色々な背景を持つ人...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月23日
ヒーーーー、えぐい話
激ヤバ人体実験に関わる人たちの罪の意識を描いた作品
"闇の中で眼をあけていると、海鳴りの音が遠く聞こえてくる。その海は黒くうねりながら浜に押し寄せ、また黒くうねりながら退いていくようだ。"
動揺の感情表現の比喩やばすぎる
"恨み悲しみ、悲歎、呪...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月23日
11冊目『海と毒薬』(遠藤周作 著、1960年7月、2003年4月 改版、新潮社)
太平洋戦争中に起きた戦争犯罪「九州大学生体解剖事件」を題材にした名著。
戦争に歪められる医師の姿が描かれるが、本作が追及しているのは現代にも通じる人間の本質。出世欲や絶望、孤独、嫉妬、傲慢、恋慕、そのような欲望や感情...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月23日
終始引き込まれ続ける。
人体実験という、人間としてのタブーを犯した医師たちの話。
初めから終わりまで、とにかく重い空気感が漂う。
本からここまでの重圧を感じた事は今までほとんどなく、何か心の奥を抉られ続けるような感情で読み進めるという新しい読書体験になった。
遠藤周作の本はこれが初めてだったのだけど...続きを読む
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