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【どこにでもある「インドカレー店」からみる移民社会】
いまや日本のいたるところで見かけるようになった、格安インドカレー店。
そのほとんどがネパール人経営なのはなぜか?
どの店もバターチキンカレー、ナン、タンドリーチキンといったメニューがコピペのように並ぶのはどうしてか?
「インネパ」とも呼ばれるこれらの店は、どんな経緯で日本全国に増殖していったのか……その謎を追ううちに見えてきたのは、日本の外国人行政の盲点を突く移民たちのしたたかさと、海外出稼ぎが主要産業になっている国ならではの悲哀だった。
おいしさの中の真実に迫るノンフィクション。
【目次】
はじめに 「ナン、おかわりどうですか?」
第一章 ネパール人はなぜ日本でカレー屋を開くのか
第二章 「インネパ」の原型をつくったインド人たち
第三章 インドカレー店が急増したワケ
第四章 日本を制覇するカレー移民
第五章 稼げる店のヒミツ
第六章 カレービジネスのダークサイド
第七章 搾取されるネパール人コック
第八章 カレー屋の妻と子供たち
第九章 カレー移民の里、バグルンを旅する
おわりに カレー移民はどこへ行くのか
Posted by ブクログ 2024年05月02日
最近読んだ新書のなかでダントツに面白かった。
読後に改めて自分の住む街を見晴らしてみると、たしかにある、インドネパール系のカレー屋さん。飛び抜けて美味しいカレーお店もあれば、どこかで食べた味と同じだなと感じることもあり、その違和感というか類似性の謎が解けた一冊でした。
この本のすごいところは、イ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月30日
バターチキンカレーにバカでかいナン、オレンジ色のドレッシングがかかったサラダとラッシーで、ランチで1000円切るくらいの価格帯のカレー店。メニューも似てれば、看板や内装も似ている。あれっ?あそこにあったカレー屋が移転してきたのかな、と思ったら、もとのお店もちゃんとある。二号店? にしては店の名前が違...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月24日
私のようなアジア・エスニック料理好きからすると実に興味深い本だった。思いがけず土地勘のある名古屋のインネパが深掘りされ、行ったことのある店がバンバン出てくるのでニヤけながら読んだ。
友人や家族とインネパあるあるを言い合ったりして楽しむことはあったが、「それはなぜ?」を本書はとことん追求しており疑問を...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月25日
学生時代(今から20数年前)にインド料理店でバイトをし、その後海外に出て30台半ばで帰国した私にはずっとなんとなく抱えていた違和感があった。いつの間にか、インド料理屋はみんなネパールの人がやってるし、メニュー構成が同じ。標準的にはおいしいけど、以前のような発見や意外性が消えておもしろくない。新宿三越...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月22日
<目次>
第1章 ネパール人はなぜ日本でカレー屋を開くのか
第2章 「インネパ」の原型をつくったインド人たち
第3章 インドカレー店が急増したワケ
第4章 日本を制覇するカレー移民
第5章 稼げる店のヒミツ
第6章 カレービジネスのダークサイド
第7章 搾取されるネパール人コック
第8...続きを読む
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