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名著『武士の娘』から明治人の美徳を読む
激動の明治時代を生きた女、杉本鉞子(えつこ)(1872―1950)。戊辰戦争で賊軍と呼ばれた長岡藩の筆頭家老の娘として生まれた彼女は、13歳での婚約、渡米、二女の出産、夫の死などを経て、アメリカで自伝的エッセイ『A Daughter of the Samurai』を著した。その本はたちまち大きな反響を呼び、世界7か国で翻訳され、日本でも『武士の娘』として出版された。
武家の躾、男の覚悟、女の道、夫婦の絆、親の看取り――名著に活き活きと描かれた「明治人の美徳」を、鉞子と同じ長岡出身の櫻井よしこ氏が読み解く。
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Posted by ブクログ
明治人の姿を、杉本鉞子(すぎもと えつこ)の記した『武士の娘』を解説することによってわかりやすく紹介したもの。
櫻井よしこさんは難解な文章を書かれるのだけども、この本ではかなりわかりやすく噛み砕いて説明してくれている。
大東亜戦争(太平洋戦争)後、日本人が語り継ぐことをやめ、記憶から消してしまった古き良き日本人の姿が杉本鉞子の書を紐解くことでよみがえってくる。
武士の娘として育ち、渡米し全く異なる価値観の中で、再度日本の素晴らしさを見いだす鉞子
女性の生き方に焦点が当てられているのだけども、男女を問わず日本の伝統文化や日本人の生き方を再考するのにもってこいの書だと思う。
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【内容(「BOOK」データベースより)】
激動の明治時代を生きた女、杉本鉞子(一八七二‐一九五〇)。戊辰戦争で賊軍と呼ばれた長岡藩の筆頭家老の娘として生まれた彼女は、十三歳での婚約、渡米、二女の出産、夫の死などを経て、アメリカで自伝的エッセイ『A Daughter of the Samurai』を著した。その本はたちまち大きな反響を呼び、世界七か国で翻訳され、日本でも『武士の娘』として出版された。武家の躾、男の覚悟、女の道、夫婦の絆、親の看取り―名著に活き活きと描かれた「明治人の美徳」を、鉞子と同じ長岡出身の櫻井よしこ氏が読み解く。
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【目次】
第1章 武家の教育―厳しい躾が人を育てる
第2章 武士の妻―主人を支え家族を守る
第3章 女性の恋愛観―家の結婚は個人を超える人生の大事
第4章 新時代への戸惑い―江戸から明治への揺らぎ
第5章 日本人の死生観―ご先祖様の供養は生涯のつとめ
第6章 男の子育て―子供への父親の無私の愛
第7章 記憶の継承―家族の看取りで完結する日本人の一生
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Posted by ブクログ
櫻井よしこ氏が杉本鉞子著「武士の娘」をベースに明治時代と日本人の伝統的な心構え、気質、暮らしぶりや躾などを、現代の日本人は見直し改めて学ぶべきだと説いている書である。
ほとんどが「武士の娘」からの引用で語っているため、あたかも「武士の娘」の解説書のように思える。それでも日本人は西洋的価値観である「平等」や「権利」に目覚め、「義務」やそれまでの「躾」をおろそかにしてしまったために、現在のような国家存亡の危機に瀕しているという。
奇しくも東日本大震災のおり、平静を守り秩序を乱さない日本人の姿は世界中から賞賛された。明治初期に訪れた外国人たちも絶賛したという。今からでも遅くはない。日本人が培ってきた伝統的価値観、躾というものを受け継いでいくことが必要という櫻井氏の主張に賛同したい。
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