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アランによれば、「幸福」とは「人生そのものの味わい」であると言う。つまりイチゴにはイチゴの味、ミカンにはミカンの味があるように、人生には幸福という甘(うま)さがあるのだという。震災後、再び着目された『アラン 幸福論』の珠玉の名言を抽出し、その深い意味を解説とともに味わう一書。
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Posted by ブクログ
93のプロポから成っているアランの「幸福論」を以下の5章に分けて「幸福論」の訳者、神谷幹夫氏が分かりやすく解説したもの。 第1章 幸福になるのはむずかしくない 第2章 「頭」を使わず、「からだ」を使う 第3章 「悲しみ」と「怒り」の処方箋 第4章 なぜ「生きる」ことがつらくなるのか 第5章 ときに...続きを読むは「哲学する」人になる 第1章に「幸福になるのはむずかしくない」、とありますが、本書を読んでいると幸福になるのは容易くはないなと感じました。結構頑張らないといけない。 神谷幹夫さんの解説はまるでこの人はこの文章をフランス語で考えたあと日本語に訳してるのかな?と思うくらい頭にすっと入ってこなかったけれど、各章の、それぞれの小見出しのタイトル 理屈に頼るからつらくなる 損得を抜きにして相手を褒める 「ことば」以上のことばがある 悲しみもよろこびも公平でなければならない 生きるとは、生きようとすること などは非常に理解しやすく、引用されているそれぞれのプロポも詩的でなるほどと思えるものばかりでした。 きちんと理解できたかは分からないけれど、この種の本は必要な時に必要なページを都度読むのが適していると思いました。 何故かすらすらとあっという間に読めてしまいました。
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人生にはしあわせの甘さがある アラン『幸福論』を読む
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