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多くの人のトラウマと向き合ってきた精神科医が、自身の経験や専門知識も交え、子育てのこと、母親を取り巻く様々な問題について、やさしく語りかけるエッセイ集。赤ちゃんの泣き声にイライラしてしまう、ママ友付き合いで自分一人がはずれているように感じる…。日常の小さな悩みや違和感、言葉にならない気持ちを丁寧にすくい取り、そこから抜け出すヒントを提示してくれます。月刊誌「母の友」連載時に多くの共感を呼びました。
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Posted by ブクログ
子育て中で色々と悩む時に、ほっと一息がつけるエッセイだった。大人になった子供を持つ人が書いた文を読むと、今を大切にしなきゃ…と思うものの…大切にできない時間もあるけど、向き合おう!と思えました。
新聞の書評を読んだこととタイトル「ははがうまれる」に惹かれて購入。分かりやすい言葉で、「心が軽くなる子育てのヒント」がかかれています。「母親のための酸素マスク」って、言い得て妙!ですね。
ずばり、いい本でした。 ・子供は親の失敗談を喜ぶ 確かに!私も母がファミコンをやっていて鍋を焦がした話がたまらなく好き(笑) ・親は補助輪のようなもの。なくてはならないものから、あると邪魔!になって健全である。 上手いこと言う。補助輪として必要とされているうちが花ということか。 ・母性は育てる...続きを読む中で育まれる。 これはもっと前に聞きたかった。頼りない背中や泣き声を聞きながら、おっぱいをあげながら、母になっていくんだよなぁ。生まれるまでは実感が湧かなくて本当に不安でいっぱいだった。その頃の私にだんだんお母さんになれるよ!と伝えてあげたい。 ・酸素マスクは親が付けてから子に付ける。ケアする人だってケアされる必要があるし、それでこそいいケアができる。 これ、当たり前のようで誰も言ってくれないよね。尊い。 ・旅のベストテン 娘とやってみたい。ジュースを混ぜて飲む罰ゲームの話、生き生きとしていて好き。子供がいると大変だけど思い出がグーンと鮮やかになる。
母の友で連載されていたエッセイ集。 一つ一つはとても短いエッセイなので読みやすい。 著者の人柄が現れているのか、文章も優しく温かい。 しかし、 母親の自己犠牲は美化されがちだが、実際には何のメリットもない。 ズバリと清々しいほど言い切ってくれた! 素晴らしい!!! この前後も夫に読み聞いてもらっ...続きを読むたのだが、「つまりこうやって夜な夜な読書をしていることが、妻(私)にとってのセルフケアってこと?」と聞かれた。 確かに読書は自分の大切な時間だけど、それだけじゃなくて子ども抜きで社会との繋がりが欲しいんだよね。 そこはなかなか理解してもらえなかった。残念。 それから著者が家事なんてだーいきらい!と断言しているのも笑っちゃうくらい好印象。 ああ、日本でもシンガポールのように朝食は屋台で食べるような習慣が生まれてほしい。 華々しい経歴を見て驚いたが、人に優しく、自分を飾らない、とてもステキな方だと思う。 母だけでなく父にも独身者にも読んでもらいたい一冊。
2016.5月 突然お母さんになる。お母さんもその時に生まれる。ベタベタとママを褒めて持ち上げるのではなく、お母さんの気持ちを存在を正直にまっすぐ受け止めてくれる懐の大きい本。読めばお母さんの心がひとつ強くなるようなそんな感じ。誠実なメッセージ。 (メモ) アウェイ感、子どもをなめていないか、理不...続きを読む尽なことをしていないか、補助輪、アメニモマケズ。
最初から母であるわけがない。 母であろうと、産んだ瞬間から後戻りできない道を歩き始めるのだ。 なのに、当然のように母であることを求められる。できないことを責められ、また自分でも責めてしまう。 そんなことしなくていい。 大丈夫。 完璧である必要なんてまったくない。 だって、育児しながら育自してるのだか...続きを読むら。 あの頃の自分に言ってあげたい。 間違ってなかったよって。 そう再確認できた作品でした。
ゆったりとした優しい気持ちになれる本。 「人をケアする人は、人にケアされなければいけない。」という言葉が印象に残った。子育て中の人は漏れなくケアされるべきだよなあ。
母親になる、ということをすごくパーソナルに書かれた書。赤裸々に心理描写を書いていたり、省察というべきか、振り返りに、人はそう簡単には生きていないことが表されていると感じた。 母というか親。保育者はその親に対する想像力が必要だとヒシヒシと感じた。
育児真っ只中の今、著者の言葉はじんわり心に響く。待ったなしの育児、どんどん大きくなる我が子。自分も母として一緒に成長しているんだ、1人の大人であるのだと認識させられる。子供という存在がいるだけで、大人だけの世界では見えなかったこと、思いもつかなかったことに気付かされる。大変な毎日でも、我が子との時間...続きを読むは一瞬なんだろうな。かけがえのない日々を大切に生きたいと思う。
子育てに関しては、自分も色々と思うことがある。 幸せで満たされたり、怒りを抱いたり、ひどく落ち込んだり。 この本の中の「母親のための酸素マスク」の話にとても励まされた。「母親の自己犠牲は美化されがちだが、実際にはなんのメリットもない。」 本当にその通り。自分より家族のことを優先しなければいけない時は...続きを読むどうしてもあるけど、バランスを取りながら自己犠牲だけはしないようにしたい。
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