竜殺しのブリュンヒルド

竜殺しのブリュンヒルド

704円 (税込)

3pt

竜殺しの英雄、シギベルト率いるノーヴェルラント帝国軍。伝説の島「エデン」の攻略に挑む彼らは、島を護る竜の返り討ちに遭い、幾度も殲滅された。
エデンの海岸に取り残され、偶然か必然か――生きのびたシギベルトの娘ブリュンヒルド。竜は幼い彼女を救い、娘のように育てた。一人と一匹は、愛し、愛された。
しかし十三年後、シギベルトの放つ大砲は遂に竜の命を奪い、英雄の娘ブリュンヒルドをも帝国に「奪還」した。
『神の国で再会したければ、他人を憎んではならないよ。』
復讐に燃えるブリュンヒルドの胸に去来するのは、正しさと赦しを望んだ竜の教え。従うべくは、愛した人の言葉か、滾り続ける愛そのものか――。
第28回電撃小説大賞《銀賞》受賞の本格ファンタジー、ここに開幕!

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竜殺しのブリュンヒルド のシリーズ作品

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  • 竜殺しのブリュンヒルド
    704円 (税込)
     竜殺しの英雄、シギベルト率いるノーヴェルラント帝国軍。伝説の島「エデン」の攻略に挑む彼らは、島を護る竜の返り討ちに遭い、幾度も殲滅された。  エデンの海岸に取り残され、偶然か必然か――生きのびたシギベルトの娘ブリュンヒルド。竜は幼い彼女を救い、娘のように育てた。一人と一匹は、愛し、愛された。  しかし十三年後、シギベルトの放つ大砲は遂に竜の命を奪い、英雄の娘ブリュンヒルドをも帝国に「奪還」した。 『神の国で再会したければ、他人を憎んではならないよ。』  復讐に燃えるブリュンヒルドの胸に去来するのは、正しさと赦しを望んだ竜の教え。従うべくは、愛した人の言葉か、滾り続ける愛そのものか――。  第28回電撃小説大賞《銀賞》受賞の本格ファンタジー、ここに開幕!
  • 竜の姫ブリュンヒルド
    726円 (税込)
     人々は彼女をこう呼んだ。時に蔑み、時に畏れながら、あれは「竜の姫」と。  帝国軍の大砲が竜の胸を貫く、そのおよそ700年前―-邪竜に脅かされる小国ノーヴェルラントは、神竜と契約を結び、その庇護の下に繁栄していた。  国で唯一、竜の言葉を解する「竜の巫女」の家に生まれた娘ブリュンヒルドは、母やその母と同じく神竜に仕えた。 竜の神殿を掃き清め、その御言葉を聞き、そして感謝の貢物を捧げる――月に、七人。  第28回電撃小説大賞《銀賞》受賞の本格ファンタジー、第二部堂々開幕!
  • クリムヒルトとブリュンヒルド
    693円 (税込)
     王国に仇なした神竜が、「竜殺しの女王」に葬られて百年――歴代女王の献身により、王国は繁栄を享受していた。  五代目女王の娘・クリムヒルトもまた王国を護る決意を胸に戴冠の日を迎える。歴代女王と同じ、神の力の「蝕み」に倒れ苦しむ姉・ブリュンヒルドの想いも背負い、玉座の間に入るクリムヒルト。しかしそこには、女王になる者が知らされる、王国最大の闇が待ち受けていた。  「護りたい」想いは同じく、しかし目に映す未来は異なる、女王が、忠臣が、王子が、竜が――紡ぐ歴史の狭間の物語。第28回電撃小説大賞《銀賞》受賞の本格ファンタジー、第三部開幕!

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竜殺しのブリュンヒルド のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年04月25日

    鮮烈で脳にこびりつくぐらい印象的なストーリーだった。
    主人公の少女の描き方がとにかく上手くて、いくつかのエピソードを通して、人称や視点も使い分けながら少女の多面的な部分を描くと同時に、登場人物の目を通して彼女が持つ心のうちの優しさや魅力にも自然と読み手側が気づけるようになっている。
    復讐と愛という相...続きを読む

    0
    購入済み

    シリーズ第一作にして最高作

    2024年03月16日

    作者自身が抱えていたかと推測される「情の業」を描くために、超越存在(「神」)が「理」でさえないことを暗示する設定になっていると思う。ただし作者がそれをどこまで意識し得ていたかははっきりしない。

    推測だが、作者の持つイメージのカオスが筆を引っ張って書かせたかたちだろう。テクニック的に未経験な部分が多...続きを読む

    #ダーク #ドロドロ

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月03日

    タイトルと表紙を見て読んでみようと思った本。この物語、結構ツラい。でも、そう感じられるのは読み手が自然と感情移入できるストーリーになっているからだと思う。登場人物たちに立ちふさがる残酷なまでの現実的展開、ご都合主義に感じられないストーリーに胸が苦しくなって……最後のページを捲るときには切ない気持ちに...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月27日

    人間の業の物語。

    実の父親に、育ての父であり最愛の竜を殺されたブリュンヒルド。

    復讐か、それとも人を赦すべきなのか。微塵も揺るがないヒロインのブレなさ加減が切なくも哀しい。

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月04日

    育ての親の竜を、実の親の竜殺しに殺された少女。彼女が選んだ運命の壮絶さ。
    竜殺しの設定が秀逸。竜に育てられた少女の余りに真っ直ぐな想いと気性に心がきしむ。
    復讐とは何のために行われるのか。その意味をも踏み越えて進む姿に涙する。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年08月26日

    なんとなく転生モノでもない、純粋なファンタジーを読みたくなって、タイトルと表紙と電撃文庫という組み合わせでなんかそんな感じがした本作をジャケ買い。

    結果的にとてもファンタジーだった。満足。しかもだいぶ不幸気味。
    ヨコオタロウや縹けいか作品ほど残酷で絶望というほどではなかったが。
    強くて切ない主人公...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年09月04日

    竜に育てられた少女・ブリュンヒルド。彼女の育て親である竜を殺した、実の父に対する復讐の物語。
    親愛、愛情、友情、嫉妬。様々な思いが複雑に絡み合ったヘヴィな展開。心に色々なものを残してくれる、悲痛な愛の物語。名作でした。
    勝手な想像ですが、「銀賞」だったのは、話が重すぎるのと、本巻だけで非常に綺麗にま...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年03月30日

    読み終わって心がざわつくなんとも言えない余韻のお話だった。
    勿論これは少女の復讐の物語なのだけど、彼女にとっての正義のお話でもあり愛のお話でもあり報いのお話でもある。
    けれど彼女に他の道はあったのだろうか?と考えたとき、どうにもそんな選択肢は見つけられない。
    何かが違っていたら、たとえばそう、彼女が...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年09月23日

    物語としてはかなり好き。まあ、メリバかなって感じなので(本人だけが満足、相手にとっても微妙)、ハッピーエンド好きには向かないと思う。復讐劇とか好きな人はいいのでは。

    ただ、モノクロの挿絵がひどい……こういうガサガサした線の絵が苦手なのよ……。味があると言えばそうなのかもしれないし、こういうのが好き...続きを読む

    0

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