ボタニカ

ボタニカ

1,980円 (税込)

9pt

ただひたすら植物を愛し、その採集と研究、分類に無我夢中。
莫大な借金、学界との軋轢も、なんのその。
すべては「なんとかなるろう! 」
――日本植物学の父、牧野富太郎。愛すべき天才の情熱と波乱の生涯!

「おまんの、まことの名ぁを知りたい」
明治初期の土佐・佐川の山中に、草花に話しかける少年がいた。名は牧野富太郎。
小学校中退ながらも独学で植物研究に没頭した富太郎は、「日本人の手で、日本の植物相(フロラ)を明らかにする」ことを志し、上京。
東京大学理学部植物学教室に出入りを許されて、新種の発見、研究雑誌の刊行など目覚ましい成果を上げるも、突如として大学を出入り禁止に。
私財を惜しみなく注ぎ込んで研究を継続するが、気がつけば莫大な借金に身動きが取れなくなっていた……。
貧苦にめげず、恋女房を支えに、不屈の魂で知の種(ボタニカ)を究め続けた稀代の植物学者を描く、感動の長編小説。

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ボタニカ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    やはり朝井まかてさんの本は話に入り込めて良い。
    屋久杉や桜の描写等が綺麗で、実際に見てみたくなった。

    本当に奇人であったのだろうが、周りの人は本当に誇りに思っていたのだろうなぁ
    出会いにも恵まれている。というよりも掴み取りに行っている気はするが。

    興味と才能と(環境も少し)あると、これほどのめり

    0
    2023年05月06日

    購入済み

     まかてさんの大ファンです。

    読みたいと思っていてついに買って読み始めましたがまだ途中なのですが読みやめられなくてついつい遅くまで読んでしまいます
    ものすごくきょうみがわきますとともに先の進行具合が楽しみです。
    植物の名前も知っているものや知らないものなど専門家でなくても辞典を一度目にしたいと思うほどです。
    いろんな書かれ

    0
    2023年03月13日

    Posted by ブクログ

    「らんまん」の主人公の話とは知らずに、ドラマもほぼ見ていなかったけど、猶さんもスエさんも大変。朝ドラは女性が主人公というイメージがあり、今回は男性?と、思ったが、いやいや主人公は猶さんであり、スエさんだ!

    0
    2024年05月12日

    Posted by ブクログ

    牧野富太郎。すごい人がいたものだ。
    好きなことに情熱を注いで何もかも注ぎ込んで、周囲の犠牲的献身やサポートも吸い尽くしながらどんどん前進していく。誰もやらないことをやる人、偉人と奇人は紙一重だと思う。
    この人が自分の家族だったら、誇らしく思えるだろうか。嫌になってしまうかもしれない。
    彼を裏から表か

    0
    2023年12月29日

    Posted by ブクログ

    朝ドラの題材にもなった牧野富太郎の物語。好きなものに対してはどこまでもまっすぐで情熱的。でもそれ以外には無頓着。牧野博士の人間味あふれる人柄と粘りさと呆れ怒りながらも彼を見捨てない周りの人達の力強い人生に魅了されました。

    0
    2023年11月25日

    Posted by ブクログ

    何かを成す人は何かに突き抜けている事が多いけれど、牧野富太郎さんはその最もたるものだなあ。と…笑
    自分勝手ともとれる行動の数々に、周囲の人の苦労を思って苦笑いしながら読んだ。私だったらこの人のそばにいるのは無理だなぁ。
    文体がとても読みやすい。

    0
    2023年10月21日

    Posted by ブクログ

    朝ドラらんまんの主役槙野万太郎のモデルの伝記と聞いて。
    牧野富太郎氏、なかなかの破天荒。
    現代ではこういう経済状況での生き方は難しい。明治大正ならでは、と思う。
    白光で関わったニコライさんが登場していて、共通した時期の話なのだと納得した。
    朝ドラでも少し触れていたが、牧野さんはロシアに行こうとしてい

    0
    2023年08月18日

    Posted by ブクログ

    牧野富太郎の世界にどっぷり浸かった。
    植物への愛情がどこまでも深く、ご本人は幸せな人生だったと思う。
    しかし、私生活の奔放さにはただただビックリ。
    実家のお金は使い果たして、あちこちから多額の借金をするような暮らしなのに、生まれた子どもは13人って!
    「なんとかなるろう」って、ならないでしょ。
    と、

    0
    2023年07月29日

    Posted by ブクログ

    NHKの朝ドラ『らんまん』、絶好調のようです。過日、このドラマについてFacebookにアップした際に、友人から朝井まかての『ボタニカ』を紹介してもらったので、読んでみました。

    久々に小説を読む楽しみを味わいました。広辞苑が横にあった方が良いんですが、調べるのがまったく苦にならないんです、これが。

    0
    2023年06月30日

    Posted by ブクログ

    牧野富太郎さんは、いろんな意味でとんでもない人だった。
    朝ドラ「らんまん」は、脚本家がどういう展開にしていくのか興味深い。

    0
    2023年06月18日

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