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――果たして貧困とは何なのか? 2021年夏、オリンピックを横目にホームレスと共に生活を見つめた衝撃の記録。 一日七食のホームレス!? 貯金ができるカラクリとは? 寝床探しから襲いかかる災害・犯罪の恐怖まで、家に帰らず2カ月間の徹底取材。 大阪・西成のドヤ街で暮らした日々をまとめた『ルポ西成』で鮮烈デビューを果たした著者が、《生活》の常識を根底から問い直すドキュメント。
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Posted by ブクログ
國友さんがとうとうホームレスの世界に飛び込んでしまった…笑。 働くのが好きではないから将来的にホームレスになるかも、とリハも兼ねて自らホームレスに。 ルポや特番ではホームレスって悲観的な印象を得ますが、いやいや彼らはとてもたくましい。 炊き出しツアーに行ったり時々お小遣い稼ぎをして、あとは好きなよう...続きを読むに過ごす。年金や生活保護もからめた知られざるホームレスの生活を知ることができます。 手持ちのお金が少なくて家賃が払えない…好きなことにお金を使うために家を持たない選択をした人もいる。 もちろん情報が得られなかったり、体や心の問題が原因でホームレスにならざるを得なかった人もいる。 淡々と書かれているホームレスの生活ですが、時々國友さんの心の動きが描かれているのもとても良い。
同じ立場、視点に立たないと分からない世界を見せてくれます。こういう本大好きです。 おわりに に書かれている"ホームレス生活中と元の生活に戻ったときでは表情が違う"といった一文を読み、妙に納得しました。あと黒綿棒のあだ名は笑いました。
とても良かったです
事実に即した、というべきか都心に住まうホームレスの実態を解き明かしたルポとして、新たな情報への知見を得るものと一般には捉えるのだと思うが 地名があり、人があり、(商業出版としての業ゆえかもしれないが)そこに物語があるのだと思うと、時事問題を主題にした(文学賞で取り上げられるような)小説の読後感に似た...続きを読むものを感じた。 個人的な嗜好として、こういう淡々とした語り口が好みだということに過ぎない気もするし、体当たり的な取材をもとに物語然としたものを量産することはまた異なる段階の課題だと思うが、本著の登場人物たちへの記憶はフィクショナルな衣装を纏いながら長く息吹き続けると思う。
自分には絶対に出来そうにもないことを、仮体験させてもらい楽しかったです!東京のホームレスは、食料に困らないこと、冬より夏の方が路上生活は辛いことなど、いろいろな発見がありました。作中に出てくるホームレスもいろんな人がおり、特に、黒綿棒は面倒くさいけど、憎めないキャラでした。あと、宗教団体は良くも悪く...続きを読むも人の弱みにつけ込んでくるものだなと(笑)生活保護の問題は複雑ですね。でも、日本は本当に良い国だと思います。私自身は路上生活は衛生面で無理かなと思いますが…。
2ヶ月間、ホームレスとして路上生活を送った 体験記です。 まさに究極のノンフィクションです。 ホームレスたちの視点からすると、生活保護を 受けるのはホームレスの「成れの果て」らしい のです。 つまりホームレスは生活保護者に対して、「あ あはなりたくない」と思っているそうです。」 生活保護を受...続きを読む給するためには家を借りなければ ならない。それには当然家賃が必要ではあるが、 住環境はフロトイレ無しなので、ホームレスと 変わらないそうだ。 また生活保護は貧困ビジネスの餌食になる恐れ もあり、かたくなに生活保護を拒むホームレス もいるそうです。 ある著名人が「ホームレスなんて支援するな」 と言って炎上したことがニュースになりました が、確かに色々な手厚い保護があり、ホームレ スが飢えることはないようです。 むしろ食べきれないくらいの食料配給もありま す。 それを「やりすぎ」「甘やかしている」とみる か、本当に必要としている人に届けるには、そ のくらいしないといけない、とみるかは意見が 分かれるところです。 ただ読んでいて感じたことは「ホームレス」に 陥ったのではなく、その生活を自ら選んでいる 人が一定数いることです。 その時には「幸福って何?」と考えさせられる 一冊となります。
私は非日常体験のつもりで読んだ。とても面白く一気に読んだ。日本が抱えるホームレスの問題等の視点は置いて、筆者が交流したホームレスの方々が皆キャラ立ちしていて、読んでいて愛着がわいた。(個人的にお気に入りは寅さん) 強烈な個性の持ち主であるが故に、過酷な路上生活の道で生きていけるのだろうなと納得。と同...続きを読む時に路上生活から脱出して生きていって欲しいとも願う。筆者はまだ若くこれからの活躍に期待。新刊も読みたい。
行政や支援者からでは分からない路上生活の実体験は読んでいてとても面白かった。 ホームレスの生活もどこに住むかで変わること、ホームレスの中でも格差やヒエラルキが存在することなどは、実際に体験した著者ならではの気付きだったと思う。 自分は先日の大雪で電車が止まってしまい自宅に帰れず、なかなか宿が決まらず...続きを読む苦労したが、ホームレスはずっとこういった悪天候を耐えていると思うと、そのバイタリティには決して敵わないと身に染みて感じた。
これこそノンフィクション、いや敢えてルポルタージュと言おう。社会の最底辺と思っていたホームレスの驚くべき生活・実態が赤裸々に綴られている。もっていたイメージが崩壊する衝撃に言葉もない。これぞルポの醍醐味。
東京都内ならば、路上生活でも必要最低限の生活をすることができる。それだけ、NPOや宗教などボランティア団体からの援助があり、炊き出しツアーなども組む事ができ、何を食べるのかを選ぶこともできる。そんな路上生活者がいる反面、そういった情報を手に入れる事ができずに、貧困に喘ぎ、貧困ビジネスの餌食になる路上...続きを読む生活者もいる。 路上生活者は可哀想と一括りにできない、多彩な背景があり、収入では左右されない、気持ち次第で幸福にも不幸にもなる生活がある。 援助とは何か、幸せとはなにか、考えさせられる本だった。 でも、難しいことを考えずに読んで楽しい本でもある。
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