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国立の筑波大学を卒業したものの、就職することができなかった著者は、大阪西成区のあいりん地区に足を踏み入れた。 ヤクザ…、指名手配犯…、博打場…、生活保護…、マイナスイメージで語られることが多い、あいりん地区。ここで2カ月半の期間、生活をしてみると、どんな景色が見えてくるのか? 西成の住人と共に働き、笑い、涙した、78日間の体験ルポ。
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Posted by ブクログ
大阪旅行の時にUSJや通天閣、アベノハルカス、道頓堀などの有名観光地を巡った後に「そういえば、西成のあいりん地区はヤバいらしい」と思って新今成駅で下車。どんなところだろうと思って行ったが全く持って静かな街だった。肩透かしをくらった後に、この本の存在を知って読んでみたら全てがスッと腑に落ちた。 下手な...続きを読む小説よりも、小説らしいが、内容は現実であることに不思議な感覚を覚える。 人は金も尊厳もなくなったら、何を考えるのか。その答えを書いた作品といえる。
大阪西成での1か月のルポ。どういう文化で、当時どんな世界だったのかということがわかった。 筆者が大学出たてというところが、また面白い。
今夏に読んだ本の中で1番面白かった。さまざまな人間がこの世の中にはごまんといるのはわかっているものの、自分とは住む世界が全く違う、正反対の本当に人間がいるんだと知らされた。過去に興味本位で足を運んだことがあったが、面白がって行く場所じゃないと肌で実感したこともあり、この本を読むと更にそれを感じずには...続きを読むいられない。もし、この本が少しでも興味があるなら皆さんに読んでもらいたい。世の中には、日本にもこのようにその日暮らしの人生を終えるまでの暇つぶしの人間がたくさんいることを。
何かをやって、何日間か経過して行くという展開で【〇日目】というような綴り方は、何処となく「或る若者の、或る街での暮らし」というような小説的な感ではある。が、全般には例えば「この筆者と何かで知り合って、何処かの長居を憚る必要もない程々に居心地が好い喫茶店で、何かの経験談を話しているのを聴く」というよう...続きを読むな感覚でドンドンと読み進んだ。 本書は、大学を卒業し、当時25歳であって、何処かに就職したのでもなくライター稼業をしようとしている筆者が出版社に持ち込んだ企画が採用され、ルポルタージュを綴ろうと大阪の西成に入って実際に暮らしてみて、そこでの見聞等を綴って纏めた一冊だ。書籍が登場して暫く経った後に登場した文庫本というのが、今般手にした一冊である。 “西成”というのは、大阪の難波と天王寺の間辺りに在る地区だ。あの<通天閣>が建っている<新世界>と呼び習わされるような辺りに程近い。自身で大阪を訪ねた機会に辺りに立寄る、滞在するという経験も有しているので、地域の様々な描写を視て「何となく判る…」も少なくなく、それが故に本書を読んで、例えば「この筆者と何かで知り合って、何処かの長居を憚る必要もない程々に居心地が好い喫茶店で、何かの経験談を話しているのを聴く」というような感覚を抱いたのかもしれない。 “西成”には「傍目にはよく判らない様々な人達」が集まっている。“労働者”…“生活保護”…“旅行者”…“その他”…というような具合であろうか?実を言えば自身は“旅行者”というようなことで辺りに滞在したことも在った。本書の筆者は?“旅行者”と“その他”との中間のような、「名状し悪い何者か」としてこの辺りに在ったのであろう。 何処となく「或る若者の、或る街での暮らし」というような「小説的な感」を抱くのは、本書に出て来る筆者が出遭った人達というのが、「小説の劇中人物」という以上に「余程劇的…」であるからなのかもしれない。一読者としてそういうことも思ったが、筆者が出遭った人々は悉く「実在の或る人」なのである。そこに気付いて驚き、頁を繰る手が停まらなくなるのが本書だ。 主に西成で契約労働者となって解体作業現場で働くという事柄、労働者や生活保護や旅行者等色々な人達が在る宿泊施設で働くという事柄が軸になっている。そして解体作業現場の仕事等で知り合った人達と街を歩き廻る、その人達の色々な御話しを聴く、或いは連れ立って競艇の舟券を売る場所等へ出てみた件等が盛り込まれている。結局、この人のように「2ヶ月間余り暮らす」ということでもしなければ綴ることが叶わなかった内容ということに尽きると思う。 終盤の“まとめ”的な叙述の中で「“こういうことになっている”と“人生の経過”を語る、または騙るということで、“演じるべき人物”を何となく決めて、そういう関係のことを人に言い、人が言うそういう話しを聞く」という「西成の人生」というようなことが語られていた。こういうの?傍目に極端と思われるような状況ではなくとも「存外にその辺に多く在る?」というようなことを思った。 なかなかに興味深い一冊だった…
以前、旅行で立ち寄った通天閣付近の居酒屋にてスキンヘッドで前歯が綺麗になくなっていたおじいちゃんが女性店員さんを口説いていました。まだ若かった僕は、えげつな〜。と思って見てました。 この本を読んで、dopeな思い出が甦りました。
リアルな西成生活
筆者が78日間、西成で生活してみて出会った人たちの記録。とりかくリアルですらすら読めた。そこにいる人たちが名乗る経歴などは、すべて設定であり、本当の素性は明かさない…という人間関係を読み取っている。建設業の飯場や、ドヤと呼ばれる簡易宿泊施設の日常など、とにかく細かく描いており、なかなか立ち入れない西...続きを読む成を体験した気分になる。
ルポ路上生活がとても面白かったのでこちらも読んでみました。西成、ドヤ街が何を指すのかよく分からないまま読み始めましたが面白かったです。
人にはそれぞれ事情があって、、、といいますかありすぎるだろって思わず突っ込んでしまう本でした。 西成のあいりん地区といったら何でもありのごった煮と言っても過言では無いディープな場所ですが、そこの住人になってしまうのは流石國友さんだなと思いました。 國友さんの淡々とした文章が好きですが、お若い頃に書か...続きを読むれたためか、以降のルポよりも國友さん自身の気持ちの動きがはっきりと伝わってそれもまた良きでした。 『人は何のために生きるのか?』という終わりにの一文にこのルポに登場した方々へ想いを馳せてしまいました。
西成の住人の精神状況や生活状況、特に住人のヒエラルキーや覚醒剤、貧困ビジネスなどのアングラの描写がリアルである。 人生に目標はなく、将来の展望はせいぜい1週間先で、その日その日をただ暮らしている人生をここまで突き詰めていくと、本来はこういった姿が動物としては自然なのではないかと考えさせられてしま...続きを読むう。とにかく描写がリアルで読書における他人の人生の追体験という視点から、全く違った価値観の世界を覗き見れて面白かった。
★★★★ 今月6冊目。 日本一のスラム、西成のあいりん地区で78日過ごした著者。 6割はシャブ経験者、4割は元ヤクザという。 そして生活保護は4人に1人。飯場で金を手にしても即ギャンブルで使い切る。どうしようもないクズの溜まり場に大阪行ったら行ってみなければ
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