潮風キッチン

潮風キッチン

770円 (税込)

3pt

突然小さなお店を経営することになった海果だが、奮闘むなしく店は閑古鳥。そんなある日、ちょっぴり生意気そうな女の子に出会う。「人生の戦力外通知」をされた人々の再生を、温かなまなざしで描く物語。

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  • 潮風キッチン
    770円 (税込)
    突然小さなお店を経営することになった海果だが、奮闘むなしく店は閑古鳥。そんなある日、ちょっぴり生意気そうな女の子に出会う。「人生の戦力外通知」をされた人々の再生を、温かなまなざしで描く物語。
  • 潮風メニュー
    814円 (税込)
    海果が一人で始めた小さな海辺の食堂は、その日の朝にとれたての魚介類と、地元の野菜を使ったシーフード料理が大好評。人気俳優の慎がロケに使った店ということも相まって、軌道に乗り始める。しかし、母が残していった借金完済までにはまだまだ道のりは遠い。そんな中、この店ごと買い取ってサーフィンショップにしたいと言う人が現れる。店の存続のピンチに、海果は気が休まることはない。そして、海果の相棒で、しっかり者の愛は、映画に出演し、初恋の予感!? 迷子のサバトラの子猫も店の一員となり、海果の周囲でさまざまな人生が動きはじめる――。誰にでも居場所があり、がんばっている人の背中は、きっと誰かが見ている。温かなまなざしと希望にあふれた再生の物語。
  • 潮風テーブル
    値引き
    814円 (税込)
    407円 (税込) 5月23日まで
    守りたい居場所が、ここにある―― 海果は、この夏最大のピンチを迎えていた。台風で家が大きな被害を受けた上、近所にパスタのチェーン店ができたのだ。端物の魚介類や、地元産の形が不揃いの野菜を使って原価を抑えても安さで負ける。落ち込む海果だが、相棒・愛の機転で新しい看板メニューが誕生。やがて、2軒の店をめぐる事態は思わぬ展開に……。葉山の海辺にある料理店を舞台に、素朴で実直な海果を取り巻く人間模様を描く。潮風が吹き抜ける感動の物語。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

潮風キッチン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    何もかも失われた状況から少しずつ、同じように捨てられたり、いらないものとされている人たちが寄り添い、同じく捨てられたり、いらないものとされた魚や野菜が集まり、前を向いて歩いていく。とても心地よい物語でした。さて、海果と結ばれたのは誰でしょう?

    0
    2022年04月17日

    Posted by ブクログ

    今回もさわやかで、心に何かひかかる作品でした。
    まず気になるのは、喜多嶋隆さんは、どんなプロットを描いて
    この小説を書いたんだろうという事です。
    人間模様、その人の背景、心のありよう等、読み手に伝わるものが感じられました。

    ========
    あとがきにも、喜多嶋隆さんは色々書いています。
    私はもう

    0
    2021年12月01日

    Posted by ブクログ

     湘南・葉山で暮らす海果は18歳。
     高校を卒業したばかりのある日、母が突然家を出てしまい、海果に残されたのは母の残した300万円余りの借金と、売却も難しい立地に建てられた古い家の。
     信用金庫の貸付を担当する葛城から、母が経営していた居酒屋を再開させtみてはどうかと持ちかけられた海果は漁師だった祖

    0
    2021年09月23日

    Posted by ブクログ

    ひとまず主人公の母親も愛の父親も育児放棄していて、見えづらい日本の闇が垣間見える。

    落ちた魚を拾ったり、歪な野菜を買ったり、フードロス問題にも着目。
    それも恋を交えてわかりやすく。

    0
    2024年05月14日

    Posted by ブクログ

    おかれた状況で最善を尽くす、それをひたむきにがんばる人々の姿が読みやすくかかれている。料理ものが好きなので、入り込みやすかった。個人的には、どっち付かずの恋愛要素は要らないなぁと思うけど。

    0
    2024年01月03日

    Posted by ブクログ

    湘南を舞台にした小説。
    作者が伝えたいのは、この世にいらないものなどないということ。
    決して捨てられる為に生まれてきたものなんてないということ。

    そのテーマの対象が食べ物だったり、人だったり、、、

    この世にどんな物でもどんな人でも必ず必要としてくれている人がいると言う事が伝わる温かい小説。

    0
    2023年11月07日

    Posted by ブクログ

    色々な問題(ネグレクトとか規格外の魚や野菜)を含む物語でありながら海や若さでさらりと読める話になっていた。恋愛要素が中途半端で終わってしまうのが不満だったけど、それがこの話の爽やかさを後押ししてるのかも。
    この前学校給食でも未利用魚でた。そういうのを扱うお店が一般人でも気軽にいける場外にあると嬉しい

    0
    2022年03月21日

    Posted by ブクログ

    学生時代以来、ウン十年ぶりに喜多嶋作品を読む。
    舞台や構成は変われど、とても懐かしい世界観。
    若いころ読みまくり、ハワイにあこがれたものでした。

    飾り気のない元気な女の子(女性)が主人公で、なんやかんやありつつ強く生きていく定番ストーリー(良い意味で)に、主人公が冒頭で必ず鏡を見て外見チェックし、

    0
    2021年11月01日

    Posted by ブクログ

    ちょっとしたところに美味しそうな所や爽やかな海の情景が浮かぶ描写があり臨場感があった。主人公達の会話の掛け合いやこれからの幾多の未来を想像させる終わり方も良かった。

    0
    2021年10月03日

    Posted by ブクログ

    とりあえず…お母さん最悪やないかい。娘辛いよ〜。
    けど主人公がそこまで悲観的になってなくて読めました。
    それに食べ物の大切さが凄く沁みる。

    0
    2023年09月13日

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