幻月と探偵
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幻月と探偵

1,925円 (税込)
962円 (税込) 5月23日まで

4pt

※この作品には販売期限があります。2024年06月12日を過ぎると販売を終了致します。

大戦前夜の哈爾浜。旧陸軍中将の屋敷で、不可解な連続毒殺事件が起きる。謎めいた脅迫状が示す「三つの太陽」とは?そして、岸信介の陰謀とは――厳寒の満州と灼熱のシベリアが交差する、歴史本格ミステリ!

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幻月と探偵 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    昭和13年、第二次世界大戦の直前の満州が舞台
    とある死亡事件を調査して欲しいと満州産業部次長の岸信介から依頼される探偵月寒

    現在と過去、そして未来が複雑に絡み合って手に汗握る近代史ミステリー

    近代史ゆえに最初は取っ付き難いかと思いましたが、軽妙に物語が進み、歴史上の知った名前がチラホラ出てくるの

    0
    2022年09月22日

    Posted by ブクログ

    舞台は支那事変勃発直後の満州。細々と探偵業を営む月寒は、ある日岸信介から彼の秘書の青年が婚約者宅の晩餐会後に謎の死を遂げた真相を探るという断れない依頼を受ける。正式な依頼は婚約者の千代子から入り月寒はまずは千代子宅へ。彼女の祖父は満州で絶大な権力を持つ退役軍人で周りの人々はきな臭さ満点。青年は毒殺さ

    0
    2022年07月15日

    Posted by ブクログ

     今は存在しない満洲国を舞台にした歴史ミステリ小説です。デビューから三作目

     小説は、過去の作品でも実在した人物を登場させています。今回は、岸信介氏と椎名悦三郎氏です。伊吹さん自身は、平成3年生まれで昭和という時代を知らない。本書の末尾には、多くの文献を読み漁り、この小説に対する熱意が窺われます。

    0
    2021年12月26日

    Posted by ブクログ

    久々に面白い小説に出会った。
    満洲国を舞台に探偵の月寒が殺人事件の謎を解くべく闊歩するのだが登場人物の全員が、怪しい。(月寒を除く)善人の顔をした悪人は誰なのか?を見破るために読み進めると、物語が途中からいくつか枝分かれを見せ始めて意外な展開をし出した。が、それがまた面白くページを次から次へと捲らせ

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    2023年09月03日

    Posted by ブクログ

    戦前の満州で起きた連続毒殺事件を私立探偵・月寒三四郎が調査に乗り出す。
    いいですね。ハードボイルドミステリな感じですね。戦前の満州というちょっと特殊な環境というか舞台をうまく使った良質なミステリという感じも。ミスリードやホワイダニットの真相もそのあたりによくなじんでいるような印象でした。
    シリーズ化

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    2022年03月10日

    Posted by ブクログ

    歴史本格ミステリ。第二次世界大戦直前の満洲を舞台にハードボイルド風味のある探偵月寒が毒殺事件の真相を追う。「刀と傘」シリーズもそうだったが、今回もミステリとしてクオリティが高かった。ただルビの多さを読みにくく感じてしまい、歴史に詳しければこのあたりももっと楽しめたのだろうと思う。

    0
    2022年01月24日

    Posted by ブクログ

    スケール大きく満州舞台で、時代の空気感高める「莞爾と笑う」古風な文章にワクワク読み進むも、大量殺人の動機まったく理解できず。JTとのタイアップか?と邪推してしまうほどの喫煙シーンの多さと大事な場面で岸次長、次官の誤植2箇所。伊吹さんらしくない…

    0
    2021年11月18日

    Posted by ブクログ

    伊吹亜門の作品は3作目。
    いずれも、導入部から湿度の多い暗闇を感じさせるミステリー。

    今回のそれは、満州が舞台。
    関東軍による満州の利権が絡む。

    そして、黒幕は岸信介。
    山口県のあの岸信介。
    どのくらいが本当の話でどれほどがフィクションなのか?

    はたまた実際の事件を人名を変えて再構築しただけな

    0
    2021年10月28日

    Posted by ブクログ

    大戦前夜の哈爾浜。旧陸軍中将の屋敷で不可解な毒殺事件が起きて岸信介に依頼された私立探偵が調査を開始すると、さらに事件は続き満州国の闇が浮かび上がってくることに‥
    ミステリとしては特に凝ってはいないが、満州の混沌、荒涼とした雰囲気が感じられて読み応えがある話だった。『刀と傘』もよかったし、やはりこの著

    0
    2021年09月19日

    Posted by ブクログ

    満州が舞台となれば、出てくるのは軍部と財閥とアヘン。この小説もそこは王道で、さらに雰囲気は退廃的でいかにもという感じ。
    ミステリ的にはまぁこの人だろうなという人が犯人で捻りは少ない。

    0
    2022年09月14日

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